NEJM誌から 心原性肺水腫への非侵襲的換気療法、死亡率は酸素療法と差なし 呼吸困難の改善度は非侵襲的換気療法が有効 心原性肺水腫患者に、標準的な酸素療法と非侵襲的換気療法の有効性を比較する無作為化試験の結果、酸素療法と非侵襲的換気療法の7日目までの死亡率には差はないが、治療開始から1時間後の呼吸困難の改善度は非侵襲的換気療法の方が有意に大きいことが明らかになった。英国Royal Infirmary of Edin… 2008/07/29 救急医療・集中治療
NEJM誌 人工関節置換術後の血栓予防にリバロキサバンが有効 エノキサパリンと比較したフェーズ3試験の結果 待機的な人工股関節全置換術や人工膝関節全置換術を受けた患者を対象に、経口直接作用型の血液凝固第Xa因子阻害薬リバロキサバンと、低分子量ヘパリン製剤エノキサパリンの血栓予防効果を比較した試験の結果、リバロキサバンの方が有効性が高く、有害事象は両者で差がないことが明らかになった。… 2008/07/18 外科
NEJM誌から 心房細動と心不全には洞調律より心拍数の管理が重要 心血管イベントリスクは同等 心房細動とうっ血性心不全がある患者を対象に、心房細動を予防するための洞調律管理が生存に好ましい影響を与えるかどうかを調べる前向き研究の結果、洞調律管理を行っても、心血管死亡、脳卒中、心不全悪化のリスクは心拍数管理を目指した場合と同等であることが明らかになった。カナダMontreal… 2008/07/10 循環器
NEJM誌から 低体温療法は小児の重症外傷性脳損傷には無効 低体温療法で死亡リスク上昇の懸念も 小児の重症外傷性脳損傷に対する低体温療法の効果を明らかにするため、低体温療法の適用の有無によって、6カ月後の神経学的転帰に差があるかどうかを調べる無作為化試験の結果、低体温療法には効果がない上、死亡率の上昇傾向が見られることが明らかになった。カナダSick Children病院のJames S. … 2008/07/04 救急医療・集中治療