NEJM誌から 重症の慢性便秘にプルカロプリドは有効 フェーズ3試験で好結果 重症の慢性便秘患者に、セロトニン4(5-HT4)受容体作動薬プルカロプリドを適用した無作為化試験で、12週間の治療により、残便感のない自発的な排便の回数を有意に増やし、症状を軽減して疾病関連QOLを向上させることが明らかになった。米国Mayo ClinicのMichael Camilleri氏らの報告で、詳細はNE… 2008/06/30 消化器
NEJM誌から オピオイド誘発性便秘にメチルナルトレキソンが有効 約半数の患者で投与後4時間以内に便通あり 病気が進行し末期となった患者のオピオイド誘発性便秘に対し、メチルナルトレキソンを皮下投与した無作為化試験の結果、約半数の患者で投与後4時間以内に便通が見られることが明らかになった。米国San Diego Hospice and the Institute for Palliative MedicineのJay Thomas氏らの報告で、詳細はN… 2008/06/30 消化器
NEJM誌から ビバリルジンはST上昇心筋梗塞の大出血リスクを低減 ヘパリン+GP IIb/IIIaとの比較試験の結果 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後のGP IIb/IIIa阻害薬投与は、短期的、長期的な死亡リスクを減じる可能性がある半面、出血性合併症と血小板減少症のリスクを高める。ST上昇心筋梗塞(MI)でPCIを受ける患者を対象に、ヘパリン+GP IIb/IIIa阻害薬とビバリルジン(製品名:アンジオマック… 2008/06/12 循環器
NEJM誌から 厳格な血糖管理で死亡率が上昇したACCORD試験の詳細は 迅速なHbA1c低下を目指したアプローチが原因なのか? HbA1c6.0%以下を目指す厳格な血糖値管理によって、心血管リスクが高い2型糖尿病患者の死亡率が上昇したとして、厳格管理群の試験を中止したACCORD試験。今年2月の米国国立心肺血液研究所(NHLBI)の発表から4カ月経ち、詳細な論文がNEJM誌電子版2008年6月6日に発表された。報告したのは、米国Wak… 2008/06/09 代謝・内分泌
NEJM誌から ACCORD試験とADVANCE試験、結果の差は何に由来するのか 大きく異なっていた血糖降下薬レジメンと血糖降下パターン 心血管リスクの高い2型糖尿病患者の血糖管理をどう行うべきか―。2型糖尿病患者の血圧と血糖値の厳格な管理が血管合併症に及ぼす影響を評価するために実施されたACCORD試験とADVANCE試験は、異なる結果となった。今回、両試験の結果を報告した論文を2008年6月6日に同時掲載したNEJM誌は、エディト… 2008/06/09 代謝・内分泌
NEJM誌から ADVANCE試験では心血管死亡の増加は見られず 細小血管障害の抑制効果を確認 2型糖尿病患者の血圧と血糖値の厳格な管理が血管合併症に及ぼす影響を評価するために実施されたADVANCE試験では、ACCORD試験とは異なり、心血管死亡、全死因死亡の増加は見られず、腎障害の発生または悪化リスクが21%低減するなど、細小血管障害の抑制をもたらすことが示された。オーストラリアS… 2008/06/09 代謝・内分泌