JAMA Network Open誌から 米国成人の食物アレルギー有病率は10.8% 約4万人のサンプリングによる横断調査 米国成人の食物アレルギーの有病率やアレルゲンの種類などについて検討する横断的な調査を行った米国Northwestern大学のRuchi S. Gupta氏らは、米国では成人の10人に1人が食物アレルギーだが、5人に1人が自分は食物アレルギーだと信じており、医師から診断を受けているのは20人に1人であることが… 2019/01/29 アレルギー・免疫
JAMA Network Open誌から 糖尿病患者は中心角膜厚が肥厚する 緑内障の診断と治療により一層注意が必要か 中国広東総合病院のXiao-Yang Luo氏らは、シンガポールの中国系、マレー系、インド系住民を対象に、眼疾患の疫学調査SEEDスタディを行い、糖尿病患者ではそうでない人に比べ中心角膜厚(CCT)が厚くなっていたと報告した。詳細は、JAMA Network Open誌電子版に2019年1月4日に掲載された。… 2019/01/28 代謝・内分泌
JAMA Neurology誌から 未破裂脳動脈瘤治療の合併症と致死率 血管内治療の新デバイスは必ずしも合併症を減らさない 未破裂の嚢状脳動脈瘤に対する予防的な介入のための血管内治療技術が進歩している。最新の技術を含む血管内治療(EVT)と手術の合併症のリスクと致死率(CFR)を明らかにするために、系統的レビューとメタアナリシスを行ったオランダUtrecht大学のAnnemijn M. Algra氏らは、EVTの合併症リスクは4.… 2019/01/23 循環器
JAMA Network Open誌から 心不全患者は禁酒した方が良いのか? 週7杯以下の飲酒者は飲まない人より診断後の生存期間が長い 過剰な飲酒はアルコール性心筋症の原因になるが、適度な飲酒は心不全リスクを低下させることが報告されている。しかし、心不全発症後の患者と飲酒の安全性に関する情報はなかった。米国Washington大学(ミズーリ州)のJustin S. Sadhu氏らは、追跡中に心不全を発症したコホート研究の参加者の長期… 2019/01/22 循環器
JAMA Intern Med誌から 癌検診を受けない人は総死亡率が有意に高い 危険因子を放置して生活改善に取り組まない人と類似 ガイドラインが癌のスクリーニングを推奨している対象なのに検査を受けない人は、禁煙や運動に取り組まない人と同様に総死亡率は高いのか? 米国立癌研究所のDudith Pierre-Victor氏らは、PLCO(前立腺・肺・大腸・卵巣)癌スクリーニング試験で、ランダムに介入群に割り付けられた人のデータを… 2019/01/21 癌
JAMA誌から 米国の再入院削減策は効果があったのか? 政策導入後に心不全と肺炎の死亡率が増加した可能性 2010年に成立した米国の法律による再入院削減プログラム(HRRP)は、心不全、急性心筋梗塞、肺炎で入院した患者の30日再入院率が予測よりも高かった病院には、メディケア・メディケイド・サービスセンターが金銭的ペナルティを科すというものだ。これにより、退院後のスムーズなケアの引き継ぎを… 2019/01/18 海外
JAMA Surgery誌から 整形外科的外傷の長期予後を予測する 危険因子と保護因子を組み合わせたクラスター分析 整形外科的外傷後の患者の長期的な転帰が、外傷から数週間で評価可能な危険因子と保護因子に基づいて推測可能であることを示した研究は複数あった。米Johns Hopkins大学Bloomberg公衆衛生大学院のRenan C. Castillo氏らは、そうした因子を組み合わせれば、介入により転帰の改善が望める患者を選出… 2019/01/17 外科
JAMA Internal Medicine誌から 敗血症へのステロイド投与のメタアナリシス 28日死亡率は減少していたが高血糖と高Na血症は増加 敗血症患者に対するステロイドの有効性と安全性について検討した臨床試験は数多く行われているが、その利益とリスクについては一貫した結論が得られず議論が続いていた。中国四川大学のFang Fang氏らは、ランダム化対照試験(RCT)を対象とする系統的レビューとメタアナリシスを新たに行い、ステ… 2019/01/16 救急医療・集中治療
JAMA誌から 航空機内での急病人発生に関するレビュー 有病率はフライト604回に1回程度か 旅行中の医師や医療従事者にとって、航空機内での急病人発生(IMEs)は特別な経験となり得る。高度3万5000フィートの上空で利用可能な医療器具や薬剤は限られており、最寄りの医療施設まで数時間を要するといった状況から大きな制約を受ける。米国Pittsburgh大学医療センターのChristian Martin-G… 2019/01/11 救急医療・集中治療
JAMA Neurolgy誌から 片頭痛の女性は2型糖尿病リスクが低い? フランスのコホート研究で片頭痛歴がない女性よりも発症率が低い 片頭痛と2型糖尿病の関係を明らかにするために、フランスで行われた住民ベースの前向きコホート研究E3Nに参加した女性の情報を分析したINSERMのGuy Fagherazzi氏らは、活動性の片頭痛がある女性の2型糖尿病発症リスクは、片頭痛歴のない女性よりも有意に低く、2型糖尿病発症者集団を分析すると、… 2019/01/10 精神・神経
JAMA Intern Med誌から 大腸癌スクリーニング陰性の効果は続くか? 内視鏡で陰性なら10年後も一般住民より大腸癌リスクが低い 内視鏡によるスクリーニングで異常なしと判定された人の、その後の大腸癌発症リスクと大腸癌による死亡のリスクを、スクリーニングを受けていない人々と比較する大規模な後ろ向きコホート研究を実施した、米Kaiser Permanente Northern CaliforniaのJeffrey K. Lee氏らは、陰性判定から10年後以降… 2019/01/09 癌