JAMA誌から パッチ型心電計の心房細動検出効果を試す 皮膚に貼り付けるタイプの小型心電計でAFが見つかる患者が増加 皮膚に貼り付けるタイプの自宅で使える心電計による心房細動(AF)検出効果を調べるために、ランダム化試験とコホート研究を行った米Scripps Translational Science InstituteのSteven R. Steinhubl氏らは、4カ月時点でランダム割り付けの対照群よりも多くのAFを発見でき、1年後の時点ではパッチ… 2018/07/28 循環器
JAMA Pediatrics誌から 早期の離乳食開始は乳児の睡眠を改善する 1晩当たりの睡眠時間が長くなり、夜間に起きる回数が減る WHOは、生後6カ月までは母乳のみを与えることを推奨している。しかし、英London大学のMichael R. Perkin氏らは、離乳食の与え方と食物アレルギーの関係を調べるランダム化対照試験のEATのデータを利用して、生後3カ月以降に母乳と共に固形の離乳食を与え始めると、生後6カ月まで母乳だけの場合に… 2018/07/25 小児科
JAMA Dermatology誌から HPVワクチンで皮膚癌が治癒した症例報告 9価ワクチンの筋注とその後の腫瘍内投与で扁平上皮癌が消失 米Miami大学のAnna J. Nichols氏らは、皮膚の扁平上皮癌(SCC)と診断された90歳代の女性患者に、9価のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを全身性に投与し、その後に腫瘍内投与を繰り返したところ、約11カ月でSCCは全て消失し、その後15カ月追跡したが再発は見られなかったと報告した。詳細… 2018/07/23 癌
JAMA Neurology誌から 網膜の神経線維層と認知症の関係 オランダのコホート研究で1SD菲薄化すると発症リスクが上昇 アルツハイマー病(AD)患者やモデルマウスでは、網膜にもアミロイドβの蓄積が起こることが報告されている。オランダErasmus医療センターのUnal Mutlu氏らは、非侵襲的な光干渉断層撮影(OCT)検査により、網膜の神経線維層や内網状層の厚さを調べ、神経線維層が薄い人はADを発症するリスクが高… 2018/07/13 精神・神経
JAMA Pediatrics誌から ネフローゼ症候群のステロイド減量にはリツキシマブ ステロイド依存性小児患者でタクロリムスと比較したRCT ステロイド依存性ネフローゼ症候群(CDNS)の小児患者に対するステロイド減量療法の第1選択薬として、タクロリムスとリツキシマブを比較するオープンラベルのランダム化試験を行ったインドNilratan Sircar医科大学のBiswanath Basu氏らは、リツキシマブの方が寛解状態を維持するのに効果的でステ… 2018/07/09 小児科
JAMA Internal Medicine誌から 小さな尿管結石にタムスロシンは不要 治療28日後の排石率はプラセボと差がない 欧米のガイドラインは、尿管結石に対する薬物療法としてタムスロシンの投与を推奨している。米George Washington大学医学部のAndrew C. Meltzer氏らは、直径が9mm未満の小さな結石がある症候性の患者に対するランダム化対照試験を行い、28日以内の排石率をプラセボと比較したが、有意差は見られな… 2018/07/06 腎・泌尿器
JAMA Surgery誌から 周術期の赤血球輸血は術後のVTEを増やす 輸血回数が増えるほどリスクも増加する用量依存的な関連 外科手術を受けた患者で、周術期に赤血球輸血を受けた人と受けなかった人の術後30日間の静脈血栓塞栓症(VTE)リスクを比較した米New York Presbyterian HospitalのRuchika Goel氏らは、赤血球輸血を受けた患者はVTE発症リスクが高く、輸血回数が多いほどリスクが増加する用量依存的な関連が見つ… 2018/07/04 外科
JAMA誌から 処方薬の有害事象とうつ病の有病率に関連 有害事象にうつを含む薬の併用数が多い患者は有病率が高い 起こり得る有害事象に抑うつが含まれている薬は多数ある。米Illinois大学Chicago校のDima Mazen Qato氏らは、米国のNational Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)データを用いて、うつ病と診断された患者と処方されている薬の関係を調べ、有害事象に抑うつを含む薬の種類が多い患… 2018/07/03 精神・神経