JAMA Network Open誌から 自閉症スペクトラム障害とアレルギーの関係 全米の健康調査で食物アレルギーの小児はASDの有病率が高かった 米国Iowa大学のGuifeng Xu氏らは、米国のNational Health Interview Survey(NHIS)のデータを分析し、食物アレルギー、呼吸器アレルギー、皮膚アレルギーのある小児は、アレルギーではない小児に比べ自閉症スペクトラム障害(ASD)の有病率が高かったと報告した。結果はJAMA Network Open誌に201… 2018/06/29 アレルギー・免疫
JAMA Pediatrics誌から 母乳栄養が子の肥満リスクを減らす可能性 人工栄養のみの子と生後3~4カ月の腸内細菌叢に違い カナダAlberta大学のJessica D. Forbes氏らは、健康な乳児1087人の出生から12カ月後までの栄養と食事内容を調べ、生後3~4カ月と12カ月時点の腸内細菌叢を分析して、1歳時点の過体重との関係を検討した。その結果、母乳栄養による腸内細菌叢の構成が肥満予防を仲介していることが示唆された。結果… 2018/06/26 小児科
JAMA Intern Med誌から 中等度CKD患者にもメトホルミンは使える アシドーシスのリスクが有意に上昇するのはeGFR30未満から メトホルミンは2型糖尿病患者に対する第1選択として推奨されているが、腎機能が低下している患者では、乳酸アシドーシスが発生する可能性がある。米国Johns Hopkins Bloomberg School of Public HealthのBenjamin Lazarus氏らは、Geisinger Health Systemを利用した地域住民コホートを用いて、乳… 2018/06/25 代謝・内分泌
JAMA Oncology誌から 固形癌の生存曲線を決めるための研究 癌の種類別に専門医からプライマリケアへの引き継ぎを考える 米Texas大学MD Anderson癌センターのRobert L. Dood氏らは、66種類の原発性癌について経時的な死亡率を調べ、米国の国勢調査データと比較して、年間死亡率が高いハイリスク期間と、標準人口死亡率に近づいて安定したローリスク期間に分けて分析し、癌の種類によっては標準化した5年生存率が適切な… 2018/06/21 癌
JAMA Pediatrics誌から 妊娠中のビタミンD補充は子の成長を支える 1日2000IU以下のサブグループでは死亡率の減少も カナダMontreal大学のWei Guang Bi氏らは、妊娠中のビタミンD補充が子どもの健康に与える影響を調べたランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとメタアナリシスを行い、ビタミンDは胎児や乳児の成長を促進し、2000IU/日以下の用量であれば、胎児死亡や新生児死亡のリスクも減少してい… 2018/06/20 産婦人科
JAMA Neurology誌から galcanezumab皮下投与は片頭痛日数を減らす カルシトニン遺伝子関連ペプチド抗体のフェーズ3試験 米国Eli Lilly社のVirginia L. Stauffer氏らは、片頭痛予防薬として開発されているカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に対するヒト化モノクローナル抗体galcanezumabのフェーズ3試験で、この抗体が1カ月当たりの片頭痛の日数を減らし、片頭痛関連の障害を軽減したと報告した。結果はJAMA Neu… 2018/06/19 精神・神経
JAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌から OSA患者のCPAP使用は性生活の質を改善する 女性患者ではSNORE-25スコアが改善したが、男性患者では有意差なし 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する持続陽圧呼吸(CPAP)の適用が、性生活の質に及ぼす影響を調べる前向きコホート研究を行った米国Washington大学のSebastian M. Jara氏らは、CPAPの使用でコホート全体の性生活の質が有意に向上したが、サブグループ解析では、女性のスコアが有意に改善していた… 2018/06/18 精神・神経
JAMA誌から 左心耳閉鎖術は脳梗塞と総死亡率を減らす CABGまたは弁手術を受けた患者のコホート研究 心臓手術を受ける患者が同時に外科的な左心耳閉鎖術(LAAO)を受けた場合、その後のアウトカムへの影響を検討するために後ろ向きコホート研究を行った米国Mayo ClinicのXiaoxi Yao氏らは、LAAOが脳梗塞と総死亡率のリスクを有意に減らす一方、術後には心房細動(AF)発症リスクが上昇する可能性が… 2018/06/12 循環器
JAMA Internal Medicine誌から 抗アルドステロン薬は心不全ではないSTEMI患者にも有望 メタアナリシスで対照群より死亡率減少 米国Louisiana州立大学のKhagendra Dahal氏らは、左室駆出率(LVEF)が40%以上の患者や、うっ血性心不全(CHF)ではないST上昇心筋梗塞(STEMI)患者に対して、抗アルドステロン薬(AA)を投与したランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとメタアナリシスを行い、対照群に比べAAはわ… 2018/06/11 循環器
JAMA誌から 内視鏡で腺腫が見つかった人の大腸癌発症率 径1cm以上の進行した腺腫では発症率と死亡率増加 米国Pittsburgh大学のBenjamin Click氏らは、ベースラインで大腸内視鏡検査を受けた集団を約13年間追跡し、腺腫性ポリープの有無とその後の大腸癌発症率を比較したところ、進行した腺腫が見つかった患者の大腸癌発症率は高かったが、進行していない腺腫の患者と、腺腫なしの患者の大腸癌リスクに… 2018/06/05 癌