JAMA誌から テストステロン補充は認知機能を改善せず 米国のテストステロントライアルで有意差なし 米国立衛生研究所(NIH)のSusan M. Resnick氏らは、加齢に伴う記憶障害(AAMI)を有する高齢男性に対するテストステロン補充療法が、言語記憶やその他の認知機能を向上させるかどうかについて検討するランダム化対照試験を行ったが、補充療法群とプラセボ群に差は見られなかった。結果は、JAMA誌… 2017/03/24 精神・神経
JAMA誌から 頭皮冷却による脱毛抑制(別レジメンの研究) 癌患者の頭皮を冷却すると、化学療法誘発性の脱毛を抑制できることが報告されているが、これまでの研究では全員に効果があるとは限らず、癌の種類や化学療法のレジメンによって有効性にばらつきがあった。米California大学San Francisco校のHope S. Rugo氏らは、アントラサイクリン系以外の抗癌剤… 2017/03/13 癌
JAMA誌から 頭皮冷却で化学療法による脱毛を抑制 化学療法を受ける乳癌患者のランダム化試験 化学療法は脱毛症を引き起こす。米Baylor医科大学のJulie Nangia氏らは、頭皮冷却デバイスが化学療法誘導性脱毛症を抑制する効果を調べるために、早期乳癌患者を対象に非盲検のランダム化試験SCALPを行い、約半数の患者で脱毛を抑制する効果が見られたと報告した。中間解析の結果はJAMA誌電子版に… 2017/03/10 癌
JAMA Pediatrics誌から 災害時に小児病院で受け入れ患者を増やす戦略 低リスク患者のリバーストリアージが有用 大規模災害時には入院が必要な患者が大きく増えることが想定される。米Johns Hopkins大学医学部のGabor D. Kelen氏らは、同病院小児センターの入院患者データを用いてリバーストリアージを含むシミュレーションを行い、通常の退院以外にも空きベッド数を増やし、被災した小児患者の受け入れ数を増… 2017/03/06 小児科
JAMA Neurology誌から 成人てんかん患者の一部は自己免疫性疾患 抗てんかん薬より免疫治療が奏効する患者も 成人の新規発症てんかん患者と原因不明の患者を対象に、神経系の自己抗原に対する抗体の保有の有無を調べた米Texas大学Southwestern Medical CenterのDivyanshu Dubey氏らは、成人患者の中に自己免疫性で免疫修飾治療が有効と推定される人々が存在することを報告し、自己免疫性てんかんが疑われる… 2017/03/03 精神・神経
JAMA Intern Med誌から 厳格な降圧は高齢者の歩行能力に影響しない SPRINT試験参加者の歩行能力低下に有意差なし ランダム化対照試験SPRINTは、2型糖尿病と脳卒中の既往がない、50歳以上の高血圧患者に対する厳格な血圧管理は、心血管イベントと死亡リスクが減少することを示し、75歳以上の高齢者にも同様の利益が見られることを示唆したが、身体機能に及ぶ影響は明らかではない。米Oregon州立大学のMichelle C… 2017/03/02 循環器