JAMA誌から 非閉塞性の冠動脈疾患でもMIリスクは上昇 全死因死亡も上昇、非閉塞性から閉塞性へと連続的にリスク高まる 冠動脈疾患(CAD)は非閉塞性から閉塞性へと連続的に進行し、それとともに心筋梗塞や全死因死亡の発生率も上昇すると仮定した後ろ向きコホート研究の結果、非閉塞性冠疾患(NOCAD)患者でも心筋梗塞と全死因死亡リスクが有意に上昇していることが示された。米Denver退役軍人医療センターのThomas … 2014/11/28 循環器
JAMA Intern Med誌から ダビガトランにワルファリン以上の出血リスク 米国における後ろ向きコホート研究の結果 実臨床において心房細動と診断され、ダビガトランまたはワルファリンを処方された患者を追跡し、様々な出血リスクを比較した結果、頭蓋内出血リスクはワルファリンの方が高いが、あらゆる出血と大出血のリスクはダビガトランの方が有意に高いことが示された。米Pittsburgh大学のInmaculada Hernan… 2014/11/27 循環器
JAMA Pediatrics誌から 乳幼児の夜間咳嗽にはプラセボでも効果 アガベネクターとプラセボでは無治療よりも有意に改善、RCTの結果 急性の非特異的咳嗽で受診した生後2~47カ月の乳幼児に対して、就寝前のアガベネクター(アガベシロップともいう。リュウゼツラン由来の天然甘味料で、主にフルクトースとグルコースからなる)またはプラセボの投与により、無治療に比べて有意に症状の軽減効果があることがランダム化比較試験(RC… 2014/11/20 感染症
JAMA Intern Med誌から 2型DMにはやはりメトホルミンを第一選択に 他の経口糖尿病治療薬に比べて強化療法の必要性が減少 2型糖尿病患者に最初にメトホルミンを処方することで、他の経口糖尿病治療薬に比べて強化療法が必要となるリスクが減ることなどが、大規模な後ろ向きコホート研究の結果として示された。米Harvard大学のSeth A. Berkowitz氏らが、JAMA Internal Medicine誌電子版に2014年10月27日に報告した。… 2014/11/19 代謝・内分泌
JAMA Intern Med誌から COPD増悪の入院患者にはまず非侵襲的換気を 侵襲的な機械的換気に比べて院内死亡や院内肺炎リスクが減少 重症の増悪により入院した慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に対する、入院当初の非侵襲的換気(NIV)では、侵襲的な機械的換気(IMV)に比べて院内死亡や院内肺炎のリスクが有意に低いことが、大規模後ろ向き研究により示された。米Baystate Medical CenterのPeter K. Lindenauer氏らが、JAMA Intern… 2014/11/18 感染症
JAMA Neurology誌より 予防接種に中枢神経系脱髄疾患のリスク認めず ただし、50歳未満成人における接種後30日以内のリスクは有意に上昇 あらゆる予防接種と多発性硬化症(MS)などの後天性の中枢神経系脱髄症候群(CNS ADS)リスクには有意な関係がないことが、米カリフォルニア州住民の医療記録を利用したネステッドケースコントロール研究の結果として示された。米Kaiser Permanente Southern CaliforniaのAnnette Langer-Gould氏… 2014/11/14 感染症
JAMA Intern Med誌から ドパミン受容体作動薬にギャンブル依存リスク 服薬中患者で病的賭博や性行動亢進などの衝動抑制障害が増加 ドパミン受容体作動薬の重篤な有害事象の1つに衝動制御障害があることが、米食品医薬品局(FDA)の有害事象報告システムの登録データを利用した解析の結果として示された。米Institute for Safe Medication PracticesのThomas J. Moore氏らが、JAMA Internal Medicine誌電子版に2014年10月20日に… 2014/11/13 精神・神経
JAMA Dermatol誌から 乾癬患者は症状が重症になるほど血圧管理が悪化 住民ベースの横断的研究の結果 乾癬の重症度と高血圧管理の関係について分析した初めての研究で、重症度が高い乾癬ほど血圧管理が不十分になるリスクが高いことが示された。米Pennsylvania大学のJunko Takeshita氏らが、JAMA Dermatology誌電子版に2014年10月15日に報告した。… 2014/11/11 循環器
JAMA Psychiatry誌から 身体活動が増えると抑うつ症状が減少 逆に、抑うつ症状が増えると身体活動が低下、前向きコホート研究の結果 抑うつ症状と身体活動の間には、身体活動レベルが高まるとうつ症状が減り、逆にうつ症状が増えると身体活動レベルが減るという双方向性の関係があることが英国のバースコホートを50歳まで追跡した前向きコホート研究の結果として示された。英London大学のSnehal M. Pinto Pereira氏らが、JAMA Psy… 2014/11/10 精神・神経
JAMA Neurol誌から AD患者の睡眠障害にオレキシンが関係か 脳脊髄液中のオレキシン量を非AD患者と比較した結果 アルツハイマー病(AD)患者の脳脊髄液(CSF)中では、睡眠覚醒サイクルの調節において重要なオレキシンが増加しており、オレキシン濃度とタウ蛋白濃度の間に相関が見られること、オレキシン値と睡眠障害の間にも相関関係が存在することが示された。イタリアRome Tor Vergata大学のClaudio Liguor… 2014/11/06 精神・神経
JAMA Intern Med誌から 米国民は延べ1400万件の喫煙関連疾患に罹患 2009年時点で35歳以上の成人に対する負荷を推定した結果 喫煙は、様々な臓器に害を及ぼし、本来は予防できる疾患を生じさせている。米国で喫煙に関連する疾患に罹患した患者がどの程度いるかを調べた分析の結果、2009年時点で35歳以上の米国民690万人が延べ1400万件の喫煙関連疾患に罹患していたと推計された。米食品医薬品局(FDA)のBrian L. Rostron… 2014/11/05 癌