JAMA誌から CKD重症度にかかわらずワルファリンは有効 急性心筋梗塞で入院した心房細動患者を対象にした前向きコホートの結果 心房細動のある急性心筋梗塞患者に対するワルファリン投与は、慢性腎臓病(CKD)を有する患者においても、出血リスクを高めることなく1年間の複合イベント(死亡、心筋梗塞、虚血性脳卒中)リスクを低減することが、多施設の前向きコホート研究の結果として示された。スウェーデンKarolinska研究… 2014/03/27 循環器
JAMA誌から 貧困地域からの転出で男児の精神疾患が増加 その一方で女児では罹患率が低下、転居介入の分析結果 貧困度の高い地域から低い地域に転居させる介入は、対象となった思春期の男児における精神疾患リスクを高め、一方、女児ではリスクを低下させることが、米国で行われた実験プログラムを分析した結果、明らかになった。米Harvard大のRonald C. Kessler氏らが、JAMA誌2014年3月5日号に報告した。… 2014/03/19 小児科
JAMA誌から PCI時の輸血は心血管イベントを増加 Hg値10g/dL以下で出血した患者でのみ利益、後ろ向きコホートより 米国で経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた患者のデータを分析した結果、輸血により、心筋梗塞、脳卒中、死亡のリスクが有意に上昇することが示された。ただし、PCI前のヘモグロビン値が10g/dL以下でPCI時に出血した患者では利益が見られた。米Duke Clinical Research InstituteのMatt… 2014/03/18 循環器
JAMA Intern Med誌から ACE阻害薬/ARBがCKD患者の透析導入を減少 高血圧で進行CKDを対象とした前向きコホートの結果 進行した慢性腎臓病(CKD)だが血液透析開始前の患者に対するACE阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の投与が維持透析の開始を有意に低減することが、住民ベースの前向きコホート研究の結果として示された。台湾国家衛生研究院のTa-Wei Hsu氏らが、JAMA Internal Medicine誌2014年… 2014/03/14 循環器
JAMA Intern Med誌から β遮断薬が心不全者の非心臓術後イベントを減少 過去2年以内の心筋梗塞歴を有する患者でも主な心血管有害事象が減少 心不全患者と、心不全ではないが過去2年以内の心筋梗塞歴を有する患者では、非心臓手術時にβ遮断薬を投与することで、術後の主な心血管有害事象(MACE)が減少することが、デンマーク国民の情報を登録した複数のデータベースを関連付けたコホート研究の結果として示された。米Stanford 大のCharl… 2014/03/13 循環器
JAMA Intern Med誌から パートナーと死別後30日間の心血管リスクは2倍 60歳以上の高齢者を対象としたコホート研究の結果 パートナーと死別した高齢者では、マッチする対照者に比べて、死別から30日間は心血管リスクが2倍以上になることが、コホート研究の結果として示された。英St George’s University of LondonのIain M. Carey氏らが、JAMA Internal Medicine誌電子版に2014年2月24日に報告した。… 2014/03/11 老年医学・介護
JAMA Intern Med誌から 高齢者への降圧薬は重篤な外傷リスクに関連か 70歳超の一般集団を対象とした前向き研究の結果 降圧薬の使用と転倒による重篤な外傷リスクを、米国の高齢者を代表する集団で検討した結果、中強度以上の降圧治療が外傷リスクを上昇させる可能性が示された。米Yale大のMary E. Tinetti氏らが、JAMA Internal Medicine誌電子版に2014年2月24日に報告した。… 2014/03/10 循環器
JAMA誌から AD患者の焦燥性興奮にシタロプラムが有効 ただし認知機能低下やQT延長などの問題も、プラセボ対照RCTの結果 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のシタロプラム(国内未承認)が、アルツハイマー病(AD)患者の焦燥性興奮(以下、興奮)に対して、有効であることがプラセボ対照の二重盲検ランダム化比較試験(RCT)CitADの結果として示された。ただし、MMSEに基づく認知機能の低下と心電図上のQT延… 2014/03/05 精神・神経