JAMA誌から 心肺蘇生中の3剤併用で脳機能良好な退院率が上昇 バソプレシン、エピネフリン、ステロイドの併用効果を検証したRCTの結果 院内心停止を起こし、バソプレシンの適応とされた患者に、心肺蘇生(CPR)中にバソプレシン、エピネフリン、ステロイドの3剤(VSE)を投与し、蘇生後にショックを起こした患者にはステロイドを投与すると、蘇生中にエピネフリンのみを投与した患者に比べ、脳機能のスコアが良い状態で生存退院でき… 2013/07/30 救急医療・集中治療
JAMA Intern Med誌から 一般的な健康関連サイトに個人情報流出の危険性 サイト内での検索語を第三者が認識するエレメントが存在 米国の一般向けと専門家向けの20の健康関連ウェブサイトを対象にした情報流出に関する調査で、利用者がどのような用語について検索したかが第三者に漏れている可能性があるサイトが7つ見つかった。米Southern California大学のMarco D. Huesch氏が、JAMA Internal Medicine誌電子版Letters欄に2013… 2013/07/23 医療情報
JAMA Intern Med誌から 喫煙によるST上昇心筋梗塞リスクは若年ほど高い 喫煙者が5割減ればPCI実施件数が約2割減る可能性 2010年以降にST上昇型心筋梗塞(STEMI)を発症し経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた患者の分析から、年齢が若いほど一般集団に比べ患者の喫煙率が高いこと、年齢上昇とともに、患者と一般集団の喫煙率の差は縮まっていくことが明らかになった。米Michigan大学のGail K. Larsen氏らが… 2013/07/22 循環器
JAMA誌から BNP値に基づく介入で心不全リスクが低減 プライマリケア医による通常のケアと比較したRCT「STOP-HF」の結果 心不全予防を目的として脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)スクリーニングを行い、50pg/mL以上になったらプライマリケア医と心臓専門医が協力して治療に当たると、無症候性の左室機能不全や、心不全による入院を減らせることが示された。プライマリケア医による通常のケアと比較したランダム化比… 2013/07/17 循環器
JAMA Intern Med誌から 50~55歳閉経女性へのHRTは認知機能に影響しない 前向きコホート研究、WHIMSY試験の結果 閉経直後の女性に対するホルモン補充療法(HRT)による認知機能への影響を長期間観察した前向きコホート研究(WHIMSY試験)の結果、利益も有害な影響もないことが示された。米国Wake Forest大学医学部のMark A. Espeland氏らが、JAMA Internal Medicine誌電子版2013年6月24日に報告した。… 2013/07/09 産婦人科
JAMA誌から 膵島関連自己抗体を複数持つ小児の6~8割が15歳までに1型糖尿病を発症 欧米のバースコホートのデータをプール解析した結果 遺伝的に糖尿病発症リスクが高い小児の膵島関連自己抗体の保有率と、その後の1型糖尿病罹患について調べたところ、自己抗体を複数保有する小児の多くが1型糖尿病を発症することが明らかになった。自己抗体を3つ保有する小児では、8割が15歳までに糖尿病の診断を受けると推定された。独Helmholtz Z… 2013/07/04 代謝・内分泌
JAMA Intern Med誌から C.difficile市中感染者の1割は受診歴も抗菌薬使用歴もなし 住民ベースと検査ラボベースのサーベイランスの結果 Clostridium difficile(C.difficile)の市中感染例の疫学的・臨床的特徴を調べ、感染経路の特定を試みた研究で、患者の約1割は発症前12週以内の医療施設受診歴、抗菌薬の使用歴がないことが明らかになった。この結果から、既知の危険因子のみを対象とした対策では市中感染はなくせないことが示さ… 2013/07/04 感染症