JAMA誌から ヘリ搬送の外傷患者の生存退院率は救急車搬送より良好 米国の外傷データベースを分析 近年、重症外傷患者の生存率が向上しているが、ヘリコプターを使った救急サービスはどの程度貢献しているのだろうか。米Maryland大学のSamuel M. Galvagno Jr氏らは、米国で救急用ヘリまたは救急車で搬送された重症外傷患者の生存と搬送方法の関係を調べる後ろ向きコホート研究を行った。その結果… 2012/04/25 救急医療・集中治療
JAMA誌から 早期腎臓癌に対する腎部分切除は全摘より生存利益あり 早期の腎臓癌患者に対して腎部分切除術と根治的腎摘出術のいずれかを適用した場合、長期的な転帰はどちらがより好ましいのだろうか。米Michigan大学のHung-Jui Tan氏らが、病期T1aと診断され外科的治療を受けた腎臓癌患者の長期的な全生存率を比較したところ、部分切除群の方が有意に高いことが分… 2012/04/24 癌
JAMA誌から 腹部大動脈瘤のステント治療は開腹より死亡リスクが低い 腹部大動脈瘤(AAA)の修復を待機的に行う場合、開腹修復術または血管内修復術(ステントグラフト内挿術)が適用されるが、長期的な生存においてどちらが好ましいのだろうか。両者の長期的な転帰を比較する後ろ向き研究を行った米Georgetown大学病院のRubie Sue Jackson氏らは、2.5年(中央値)の… 2012/04/23 循環器
JAMA誌から 高齢者の心電図異常は冠イベントリスク上昇に関係 既知の心血管危険因子から独立した予測因子となる可能性 高齢者の心電図検査では、異常が少なからず見い出される。こうした異常が冠動脈イベントの独立した予測因子になることが、スイスLausanne大学のReto Auer氏らが行った住民ベースの研究で明らかになった。論文は、JAMA誌2012年4月11日号に掲載された。… 2012/04/20 循環器
JAMA誌から フルオロキノロンは網膜剥離リスクを高める 絶対リスクは小さいが、現在使用者のリスクは非使用者の4.5倍 フルオロキノロン(ニューキノロン)系抗菌薬を使用中の人々の網膜剥離リスクは非使用者の4.5倍になることが、カナダBritish Columbia大学のMahyar Etminan氏らが行ったネステッドケースコントロール研究で明らかになった。フルオロキノロン使用と網膜剥離リスクの関係が示されたのは初めて。絶対… 2012/04/11 眼科
JAMA誌から 病院到着前にエピネフリン投与された心停止者は生存率が低い 自発循環再開は生じやすいが…、日本の消防庁データの分析結果 心肺蘇生時に広く使用されているエピネフリンを病院到着前に投与された院外心停止者は、非投与者に比べて病院到着前の自発循環再開が生じやすいが、1カ月時点の生存と、機能が良好な状態での生存の可能性は非投与者よりも有意に低いことが明らかになった。九州大学医学部の萩原明人氏らが、日本の… 2012/04/02 救急医療・集中治療