JAMA誌から 線維筋痛症の症状軽減に抗うつ薬が有効 18件の無作為化試験のメタ分析の結果 線維筋痛症(FMS)の治療には抗うつ薬が用いられることが多いが、その有効性を評価するメタ分析は、2000年以降行われていない。そこで、独SaarbruckenクリニックのWinfried Hauser氏らは、2008年までに報告された無作為化試験のデータを対象にメタ分析を実施。抗うつ薬は、偽薬に比べて疼痛の軽減… 2009/01/27 精神・神経
JAMA誌から 睡眠時間が短いと冠動脈石灰化リスクが上昇する 米国での観察研究の結果 睡眠の量と質は健康に大きな影響を与える。米Chicago大学のChristopher Ryan King氏らは、観察研究を行い、睡眠時間が短いと冠動脈石灰化リスクが上昇することを示した。睡眠時間が1時間延びると、5年間の冠動脈石灰化リスクが33%低下することも明らかになった。詳細は、JAMA誌2008年12月24/31日… 2009/01/20 循環器
JAMA誌から 米国の中高年25人中1人に重大な薬物相互作用リスク 約3000人を対象に処方薬、OTC薬、サプリメント使用実態を調査 米国では、国民1人当たりの処方薬、市販薬(OTC薬)、サプリメントの使用量が増え続けている。一方で、処方薬の使用頻度が高い高齢者は、医薬品関連有害事象が生じやすいというリスクを抱えている。そこで、米国Chicago大学のDima M. Qato氏らは、中高年者の処方薬、OTC薬、サプリメント使用の実… 2009/01/19 医薬品
JAMA誌から 糖尿病があると癌患者の死亡リスクが高まる 全死因死亡は糖尿病のない癌患者の1.4倍 糖尿病は、乳癌、大腸癌、子宮内膜癌、肝臓癌、膵臓癌などの危険因子と見なされている。また、新規診断癌患者の糖尿病有病率は8~18%と高い。米国Johns Hopkins大学Bloomberg公衆衛生学部のBethany B. Barone氏らは、癌発症前に糖尿病があった患者となかった患者の全死因死亡を比較する系統的レ… 2009/01/16 代謝・内分泌
JAMA誌から 喫煙は大腸癌の罹患と死亡のリスクも高める 106件の観察研究のメタ分析の結果 喫煙は様々な癌のリスクを上昇させる。イタリアEuropean Institute of OncologyのEdoardo Botteri氏らは観察研究のメタ分析を行い、大腸癌の罹患および大腸癌死亡と喫煙の間にも強力な関係があることを見いだした。詳細は、JAMA誌2008年12月17日号に報告された。… 2009/01/09 癌
JAMA誌から 低GI食は2型糖尿病患者の血糖管理に有益 210人を対象とした無作為化試験の結果 血糖降下薬を服用中の2型糖尿病患者が低GI(Glycemic Index)食を継続すると、HbA1c値とHDLコレステロール(HDL-c)値が有意に改善することが、カナダSt Michael's HospitalのDavid J. A. Jenkins氏らの無作為化試験により明らかになった。詳細は、JAMA誌2008年12月17日号に報告された。… 2009/01/08 代謝・内分泌