BMJ誌から 血中ビタミンD濃度が癌の発症率と逆相関 日本のコホート研究で、全ての癌と肝癌の発症に関係 ビタミンDの癌化学予防における有用性を示唆した研究はいくつかあった。国立がんセンターのSanjeev Budhathoki氏らは、多目的コホート(JPHC)研究の一環としてケースコホート研究を行い、中央値15.9年の追跡で、血漿中の25-ヒドロキシビタミンD濃度が高い人では、その後のあらゆる癌と肝臓癌のリ… 2018/03/29 癌
BMJ誌から 低リスクの胸痛患者にまず行うべき検査は? 非侵襲的画像診断による明確な差はまだない スイスBern大学のGeorge CM Siontis氏らは、低リスクの急性冠症候群(ACS)または安定冠疾患(CAD)が疑われる患者に対して行う非侵襲的診断検査の利益とリスクを比較し、より有用性の高い検査を同定するために、系統的レビューとネットワークメタアナリシスを実施した。その結果、ACS疑い患者に… 2018/03/19 医療機器
BMJ誌から CKDのあるAF患者に抗凝固薬を使うべきか? 英国のコホート研究で脳梗塞と出血は増えるが総死亡率は低下 慢性腎臓病(CKD)の高齢者が新たに心房細動(AF)を発症した場合に、抗凝固薬を処方した方が良いのか。英国University College LondonのShankar Kumar氏らは、住民ベースの後ろ向きコホート研究を行い、CKD患者が抗凝固薬治療を開始した場合、脳梗塞の発症率と出血リスクは増加するが、総死亡率… 2018/03/09 循環器
BMJ誌から 超加工食品は発癌リスクを増やす ただし、大腸癌と前立腺癌ではリスク上昇は見られず フランス国立保健医学研究所(INSERM)のThibault Fiolet氏らは、砂糖や油脂、塩を多く含み、保存料などが添加されており、きっちり包装されて日持ちも良い、超加工食品(ultra-processed foods)の摂取レベルと癌の関係を調べるプロスペクティブなコホート研究を行い、超加工食品の摂取量が多い… 2018/03/08 癌
BMJ誌から カナグリフロジンは心不全の入院を減らす 糖尿病治療開始者の心不全入院率を薬の種類別に比較 新たに2型糖尿病の治療を開始した地域住民を登録し、SGLT2阻害薬カナグリフロジンと、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬、スルホニル尿素(SU薬)の心不全予防効果を比較するコホート研究を行った米Harvard大学医学部のElisabetta Patorno氏らは、心筋梗塞や脳卒中には差が見られなかったが、カナグ… 2018/03/02 代謝・内分泌