BMJ誌から 肥満との関連エビデンスがある癌は11種類 肥満と癌の関係を示したメタアナリシスは複数あるが、研究間の不均一性、内在するバイアスや交絡因子などが、肥満が癌に及ぼす影響の過大評価につながっている可能性がある。英国Imperial College LondonのMaria Kyrgiou氏らは、既存のエビデンスについて評価し、その質を検討するためにアンブレ… 2017/03/31 癌
BMJ誌から カナダの抗うつ薬適応外使用実態調査 44.6%は処方を支持するエビデンス無し プライマリケアでの抗うつ薬の適応外使用の現状について検討し、適応外使用を支持するエビデンスがあるかどうかを明らかにするために、電子的処方システムに登録されている情報を対象とする記述的研究を行ったカナダMcGill大学のJenna Wong氏らは、カナダでは抗うつ薬の処方の3割が適応外使用であ… 2017/03/23 精神・神経
BMJ誌から 子宮頸癌検診の細胞診検査感度には差がある 陰性患者を72カ月追跡したオランダの大規模コホート研究 英国、オランダ、ドイツなどでは、子宮頸癌スクリーニングにおいて、従来の細胞診の代わりに液状化細胞診(LBC)が用いられるようになっている。オランダErasmus大学医療センターのKirsten Rozemeijer氏らは、SurePathとThinPrep という2種類のLBCについて、浸潤性の子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)病… 2017/03/16 癌
BMJ誌から 市販後試験は安全性向上に貢献していない 試験登録を義務づけているドイツでの分析 医薬品が承認された後に、製薬会社が資金を提供して行う市販後臨床試験は、製品の安全性の確認と向上を目的としている。独Transparency International DeutschlandのAngela Spelsberg氏らは、ドイツで行われた市販後臨床試験の実態を調べて、その有用性に疑問を呈した。詳細は、BMJ誌電子版に2017… 2017/03/09 医薬品
BMJ誌から 卵巣を温存すると総死亡リスクが低下する 両方摘出で心疾患、肺癌や大腸癌のリスクは増加 閉経前の女性が子宮摘出術を受ける場合に、同時に卵巣組織を全て取り除けば、その後の卵巣癌は予防できる。しかし、虚血性心疾患などホルモンの影響を受ける疾患のリスクは上昇する可能性がある。英国Birmingham大学病院のJemma Mytton氏らは、全国規模の入院記録と死亡統計を調べ、卵巣を両方と… 2017/03/08 癌
BMJ誌から 救急部門から退院後7日以内の死亡例を分析 死亡率は0.12%でメディケア患者では毎年約1万人が該当 救急部門(ED)を受診し、入院は必要なしと判断されて退院したが、7日以内に死亡した患者について調査し、早期の死亡に関係する患者の要因と施設の要因について検討した米Harvard大学医学部のZiad Obermeyer氏らは、こうした患者の7日死亡率は0.12%だったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2017年2… 2017/03/01 救急医療・集中治療