BMJ誌から 帯状疱疹の危険因子は多様で若年者への影響大 英国民の医療記録を基に行われたケースコントロール研究の結果 英国民の医療記録を利用して帯状疱疹の危険因子と、そのリスクの大きさを評価し、年代別に危険因子が及ぼす影響を比較したケースコントロール研究の結果、様々な疾患や状態が帯状疱疹リスクを高めること、危険因子の影響は若い世代ほど大きいことが示された。英London大学衛生熱帯医学大学院のHar… 2014/05/30 感染症
BMJ誌から 53歳時点の身体能力が低いほど死亡率は高い 身体能力は「握力」「椅子からの立ち上がり速度」「立位バランス」で評価 53歳時点で測定した握力、椅子からの立ち上がり速度、立位バランスを指標とする身体能力は、その後13年間の全死因死亡リスクと有意に相関することが、英国のバースコホート情報を得て行われた分析の結果として示された。英University College LondonのRachel Cooper氏らが、BMJ誌電子版に2014年4… 2014/05/26 老年医学・介護
BMJ誌から 矛盾点が多い論文ほど骨髄幹細胞移植を好評価 虚血性心疾患への自己骨髄幹細胞移植に関する論文133本の解析結果 医学論文では、本文中に書かれている数字と図表中の数字が異なっているといった矛盾は少なからず認められる。自己骨髄幹細胞を虚血性心疾患の治療に用いたランダム化比較試験(RCT)を対象に、個々の論文に報告されている左室駆出分画の改善レベルと論文中に見出された矛盾点の数の関係を調べたと… 2014/05/21 先端医学
BMJ誌から MI後には積極的な食物繊維の摂取を 全死因死亡、心血管死亡のリスクが有意に低下、前向きコホート研究より 心筋梗塞(MI)歴を有する患者が食物繊維を積極的に摂取すれば、死亡リスクの低減が期待できることが、前向きコホート研究の結果として示された。MI後の食物繊維の摂取量が多いほど、また、MI 発症前後で食物繊維摂取量が増加するほど、全死因死亡、心血管死亡のリスクは低減していた。米Harvard… 2014/05/19 循環器
BMJ誌から インクレチン関連薬に膵炎リスク認めず 2型糖尿病に対する研究のシステマティックレビューとメタアナリシスの結果 2型糖尿病患者へのインクレチン関連薬の使用と膵炎リスクの関係を明らかにするために行われたシステマティックレビューとメタアナリシスの結果、現時点で利用可能なデータではインクレチンによる膵炎リスクの上昇はないことが示された。中国四川大学のLing Li氏らが、BMJ誌電子版に2014年4月14日… 2014/05/08 代謝・内分泌
BMJ誌から ザナミビルは症状を軽減、臨床的意義には疑問 症状軽減効果は対症薬の方が高い、メタアナリシスの結果 ザナミビルに関する全ての臨床試験の完全なデータを用いたシステマティックレビューとメタアナリシスの結果、治療目的での投与では症状軽減までの時間を短縮し、予防投与では症候性インフルエンザの発症リスクを低減するものの、それらの利益が臨床的に意義のあるレベルかどうかについては疑問が… 2014/05/02 感染症
BMJ誌から オセルタミビルの広範な使用を支持せず 全臨床試験データを対象としたコクランレビューの結果 成人と小児のインフルエンザに対するオセルタミビルの有効性と安全性を、関連する全臨床試験の完全な情報を得て分析したところ、投与の利益は大きくなく、複数の有害事象が発生し得ることなどが示された。イタリアのコクラン急性呼吸器感染症グループのTom Jefferson氏らが、BMJ誌電子版に2014年4… 2014/05/01 感染症