BMJ誌から GERDへの噴門形成術は5年後も薬物療法に優る効果を持続 慢性患者を対象としたRCTの結果 慢性胃食道逆流症(GERD)に対する腹腔鏡下噴門形成術は、5年後の時点でも薬物療法より良好なQOLをもたらすことが、英Aberdeen大学のA M Grant氏らの研究で示された。詳細は、BMJ誌電子版に2013年4月18日に報告された。… 2013/04/30 消化器
BMJ誌から 無症状の前立腺肥大症にもデュタステリドは有効 臨床的な進行を抑制、REDUCE試験の事後解析結果 5α還元酵素阻害薬のデュタステリドが、中等症から重症の下部尿路症状がある良性前立腺肥大症患者だけでなく、無症状または軽症の患者に対しても進行抑制効果をもたらすことが、カナダToronto大学のPaul Toren氏らの研究で明らかになった。これは、デュタステリドの前立腺癌予防効果を評価したRED… 2013/04/30 腎・泌尿器
BMJ誌から 乳癌手術の5~7年後も約4割が持続性疼痛を経験 デンマークの乳癌サバイバーを対象とした追跡調査 乳癌治療を受けた後に、長期的に疼痛を訴える女性は少なくない。乳癌サバイバーを対象に持続性疼痛の発現を5年以上にわたって追跡し、経過を調べたデンマークCopenhagen大学のMathias Kvist Mejdahl氏らは、治療から5~7年後でも約3分の1の患者が疼痛を感じており、約半数には知覚障害もあること… 2013/04/26 癌
BMJ誌から TNF阻害薬を使用中のRA患者は浸潤性メラノーマリスクが上昇 スウェーデンのコホート研究で明らかに スウェーデン国民を対象とする研究で、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬を使用している関節リウマチ(RA)患者では、生物学的製剤を使用していない患者に比べ浸潤性悪性黒色腫(メラノーマ)のリスクが1.5倍になることが示された。スウェーデンKarolinska研究所のPauline Raaschou氏らは、詳細をBMJ誌電… 2013/04/25 アレルギー・免疫
BMJ誌から 減塩は有害な影響なく血圧を下げ、脳卒中リスクを低減 2件のメタ解析の結果から 減塩が血圧に及ぼす利益を確認し、血中の脂質量などに悪影響が見られるかどうかを検討した2件のメタ解析で、減塩が人々の健康に利益をもたらすことを示す結果が得られた。2本の論文は、BMJ誌電子版に2013年4月4日に掲載された。… 2013/04/24 循環器
BMJ誌から 発熱児の重症細菌感染症リスクを評価する予測モデルを作成 症状やCRP値などを用いて肺炎とそれ以外の重症細菌感染症を区別 発熱期間や体温、頻呼吸、酸素飽和濃度などを組み入れた予測モデルが、発熱児における重症細菌感染症(SBIs)のリスク評価に有用であることが示された。オランダErasmus MC-Sophia Children’s HospitalのRuud G Nijman氏らが、BMJ誌電子版に2013年4月2日に報告した。… 2013/04/22 小児科
BMJ誌から カリウム摂取量が多いほど血圧が低く、脳卒中リスクも低い 今回の結果に基づきWHOは90mmol/日以上の摂取を推奨 カリウム摂取量が多い成人ほど収縮期および拡張期血圧が有意に低く、脳卒中リスクも低いことが、システマティックレビューとメタ解析で示された。WHO Department of Nutrition for Health and DevelopmentのNancy J Aburto氏らが、BMJ誌電子版に2013年4月5日に報告した。この結果に基づき、WHOは9… 2013/04/18 循環器
BMJ誌から 超音波ガイド下の硬膜外カテーテル挿入で失敗リスクが8割減 超音波ガイドなしと比較したRCTのメタ解析結果 腰椎穿刺や硬膜外カテーテル挿入などの手技を超音波イメージングを利用して行うと、利用せずに行った場合に比べて失敗の相対リスクが約8割減少することが、カナダToronto大学のFurqan Shaikh氏らが行った系統的レビューとメタ解析で明らかになった。詳細は、BMJ誌電子版に2013年3月26日に報告され… 2013/04/11 麻酔科
BMJ誌、Lancet誌から 妊婦のビタミンD不足は子どもの骨密度には関与せず 妊娠糖尿病や子癇前症などのリスクは有意に上昇 ビタミンD欠乏症は健康にさまざまな悪影響を及ぼす。カナダCalgary大学のFariba Aghajafari氏らは、妊婦の血清25-ヒドロキシビタミンD(25-OHD)低値と妊娠糖尿病、子癇前症、子宮内胎児発育遅延などの間に有意な関係があることをメタ分析で見出し、BMJ誌電子版に2013年3月26日に報告した。一方、… 2013/04/10 産婦人科
BMJ誌から COPD急性増悪または市中肺炎でクラリスロマイシン投与を受けた患者は心血管イベントリスクが上昇 7日以上の使用でリスク上昇は有意に 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪または市中肺炎で入院し、クラリスロマイシンの処方を受けた患者は、1年以内の心血管イベント発生リスクが有意に高いことが明らかになった。英Ninewells病院のStuart Schembri氏らが、BMJ誌電子版に2013年3月21日に報告した。… 2013/04/10 感染症
BMJ誌から 強力なスタチン療法は急性腎障害による入院リスク上昇に関与 ただしCKD患者では有意な関係は認められず 高用量のスタチンを処方された患者と低用量のスタチンを投与された患者の急性腎障害による入院率を比較した研究で、強力なスタチン療法により腎障害リスクが上昇することが示唆された。カナダBritish Columbia大学のColin R Dormuth氏らが、BMJ誌電子版に2013年3月20日に報告した。… 2013/04/08 循環器