BMJ誌から タモキシフェンとパロキセチンの併用で死亡リスクが上昇 CYP2D6阻害作用が原因か タモキシフェンの投与を受けている乳癌患者に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を投与する場合、パロキセチン以外の薬剤を選択した方がよさそうだ。カナダSunnybrook Health Sciences CentreのCatherine M Kelly氏らは、集団ベースのコホート研究を行い、タモキシフェンとパロキセチンを… 2010/02/22 癌
BMJ誌から 尿路感染症の疑い例には48時間待機か試験紙検査が有用 5通りの管理法を比較した無作為化試験の結果 尿路感染症が疑われる患者の中で、実際に感染があるのは6割程度にとどまる。そこで、英Southampton大学のPaul Little氏らは、症状の管理の質を落とさずに抗菌薬の使用を最低限に抑える治療戦略を探すため、プライマリケアで実施できる5通りの管理法を比較する無作為化試験を行った。この結果、試… 2010/02/18 感染症
BMJ誌から 術前の負荷試験は心合併症による術後死亡率を減らす カナダで行われた後ろ向きコホート研究の結果 心合併症リスクが中~高度で、待機的手術を受ける患者に術前の負荷試験を行うと、1年死亡率が低減し、入院期間が短縮する可能性が後ろ向きコホート研究で示唆された。詳細は、カナダ臨床評価学研究所のDuminda N Wijeysundera氏らがBMJ誌2010年1月30日号に報告した。… 2010/02/15 外科
BMJ誌から 血糖厳格管理群の死亡率上昇の原因は重症低血糖ではない ACCORD試験のデータの分析結果 ACCORD試験において、血糖厳格管理群に割り付けられた2型糖尿病患者の死亡率が標準管理群に比べて高くなった理由は、いまだ明らかになっていない。米Wake Forest大学のMichael E Miller氏らは、厳格管理は低血糖リスクを高めることから、重症低血糖に起因する死亡が増えたのではないかと仮定して… 2010/02/08 代謝・内分泌
BMJ誌から 早期肺癌診断後の禁煙でも死亡や再発のリスクが減少 非小細胞肺癌で禁煙した場合、5年生存率に37%の差 喫煙者が早期肺癌と診断された時点で禁煙した場合でも、全死因死亡や再発のリスクが有意に低下することが、英Birmingham大学のAmanda Parsons氏らが行った系統的レビューとメタ分析で判明した。論文は、BMJ誌電子版に2010年1月21日に掲載された。… 2010/02/02 癌
BMJ誌から 低線量の放射線被曝でも循環器系死亡リスクが上昇 原爆被曝生存者を50年以上追跡した研究の結果 広島と長崎で被曝した人々を50年超追跡した結果、低線量(0.5~2 Gy)の放射線被曝であっても、脳卒中と心疾患による死亡リスクが高まることが明らかになった。放射線影響研究所の清水由紀子氏らが、BMJ誌電子版に2010年1月14日に報告した。… 2010/02/01 放射線科