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2006.05.27

特許美白成分「コハク酸」でシミを消す 薬剤師、独自開発のクリームが6月に登場

 新美白成分「コハク酸」を配合したクリームを、インターガ(本社:京都市山科区)が6月末から発売する。コハク酸は、京都で薬局を経営する高岡洋五薬剤師(インターガ代表)が、仕事のかたわら独自に研究し、まったく新たに美白効果を見出だした成分。金魚やモルモットなどで美白効果を証明し、すでに特許を取得している。

「当初は黒い金魚を200匹飼い、金魚が淡色化する成分を探した。その結果、コハク酸や乳酸に新たに美白効果を見出した」と高岡薬剤師。その後、メラニン色素を作る酵素(チロシナーゼ)の阻害試験でも高い美白効果が証明された。

 さらに、コハク酸と乳酸の組み合わせで、美白効果が高まることなどを確認し、コハク酸単独のほか、両者の組み合わせでも、美白効果の特許を取得した。コハク酸も乳酸も体内の代謝で発生する成分なので、安全性が高いという。

「製品化に当たり、製品が酸性に傾きやすい乳酸の利用は見送った。その代わり、コハク酸と薬用美白成分として認可されているグルコシド型のビタミンC誘導体と併用し、薬用クリームとした。コハク酸は非常に低分子の成分なので皮膚への浸透性も高い。薬用美白成分のビタミンC誘導体よりも、コハク酸が美白作用のメインになる」と高岡薬剤師。

 クリームはヒアルロン酸も配合、潤いと美白を両立できそうだ。商品名は「薬用INTERGA くにクリーム」30g、1万2000円。(藤井省吾、日経ヘルス)