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2006.05.20

チーズが内臓脂肪の蓄積を抑える 雪印乳業が、5月21日に学会で発表

 チーズを摂取すると、中性脂肪値と総コレステロール値が低下し、内臓脂肪が減少すると雪印乳業が発表した。ラットによる試験で明らかにした。

 同社によると、国産のゴーダチーズを配合した餌をラットに与えたところ、血液中の中性脂肪と総コレステロールの濃度が、チーズ以外の餌を食べたラットに比べて低下したという。また、腸管の間に蓄積する内臓脂肪の量も減少した。

 さらに、内臓脂肪型肥満で問題になる血液中のアディポネクチンの濃度もチーズを餌に与えていると保たれることがわかった。アディポネクチンは脂肪細胞が分泌するたんぱく質で、血液中を流れて全身を巡り、血管が傷ついているとすぐに修復させるはたらきがある。内臓脂肪が増加すると、アディポネクチンは減少し、それが循環器系疾患のリスクを高めるとされている。

 今回の研究結果から、チーズを摂取するとメタボリックシンドロームや循環器系疾患の予防になるという可能性が見えてきたようだ。詳細は、5月21日に静岡市で開催される「第60回日本栄養・食糧学会大会」で発表される予定。(大屋奈緒子、日経ヘルス