日経メディカルのロゴ画像

2006.04.28

マグネシウムをもっと採るといい メタボリックシンドローム予防になる

 肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症……動脈硬化を進め、心臓病や脳卒中の危険性を高める「メタボリックシンドローム」の予防にマグネシウが有効ということが、18〜30歳の4637人を15年間追跡調査した米国の大規模な研究でわかった。雑誌「Circulation」でこのほど報告された。

 食事内容から算出したマグネシウムの摂取量で4グループに分けたところ、摂取量の最も少ないグループに比べ、最も多いグループの人がメタボリックシンドロームになる危険性は31%低く、2番目に多いグループでも25%低かった。

 マグネシウムの摂取量は、最も摂取量が多いグループで1000kcal当たり190.5mg。日本人の摂取カロリーの平均(1920kcal/日)で換算すると、1日に366mg 必要ということになる。2番目のグループでは同282mg。日本人の平均摂取量が255mgなので、もう少し摂取量を増やしたいところだ。

 マグネシウムが多く含まれる食材は、海藻類、ゴマ、ナッツ類、豆類、緑黄色野菜など。ピーナッツなら25g(大さじ1強)にマグネシウムが約50mg含まれる。摂取カロリーを増やさずにマグネシウムをとるには、にがりも便利だ。ただし、摂り過ぎると下痢を起こすこともあるので、便がゆるくなるなら控え目に。(八倉巻尚子、サイエンスライター)