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2006.04.07

日本コカ・コーラが、東大付属病院に寄附講座を開設 一般食品・飲料メーカーとしては初めて

 日本コカ・コーラ社製品の研究開発を担当するコカ・コ−ラ東京研究開発センター(東京都渋谷区、橋本正社長)は、4月1日、東京大学医学部付属病院で行われているプロジェクト「22世紀医療センター」に寄附講座を開設した。一般食品・飲料メーカーの寄付講座開設は、コカ・コーラ東京研究開発センターが初めて。

 講座名は「コカ・コーラ抗加齢医学講座」。加齢に伴って発症する肥満、生活習慣病、骨粗鬆症に対して予防効果のある飲料成分や食品成分の検討を目的としている。

 具体的には、動物実験で食品成分の作用やメカニズムを検討するとともに、細胞や人での試験も行い、肥満や高脂血症などへの効果に科学的根拠がある飲料や食品成分を解明するという。

 国内の肥満人口は約2500万人、高脂血症人口は2200万人にのぼるという。こうした症状は、脳梗塞や心筋梗塞といった脳神経系・心血管系の重篤な病気の引き金になることがわかっている。また、女性を中心に1000万人以上いるといわれる骨粗鬆症は、骨折などによって寝たきりの原因となる。食品でこうした疾病の予防ができれば、来るべき高齢者社会の健康長寿を実現するのに役立てることができる。

 なお、東大病院で新たな臨床医学や医療関連サービスの研究と開発を行う「22世紀医療センタープロジェクト」には、これまで製薬会社や情報関連企業など18社が講座を開設している。(黒住紗織、日経ヘルス)