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2006.04.01

玄米や全粒粉は心臓を守り、糖尿病や肥満にもなりにくくする

 玄米や、全粒粉のパンにパスタ。これらを主食にしていれば、心臓病にも糖尿病にもなりにくいことが、米国の研究で確認され、このほど「米臨床栄養学雑誌(Am. J. Clin. Nutr.)」に報告された。

 研究グループは、全粒穀物の摂取量によって938人の対象者を5段階に分類。一番たくさん全粒穀物を食べていたグループ(1日当たり平均約44g)では、心臓病の危険因子とされる血中ホモシステイン値が、ほとんど食べていない人に比べて17%も低かった。

 さらに、糖尿病の発症とかかわりの深いインスリン値やCペプチドの値も14%低くなっていた。さらに、肥満を助長するホルモン、レプチンの濃度も11%も低くなった。
 
 44gの全粒穀物は、例えば玄米なら、軽めのご飯1膳でとれる量だ。
 食物繊維はもちろん、ビタミンやミネラルも豊富な未精製の穀物を食卓にもっと取り入れた方がよさそうだ。(八倉巻尚子、医学ライター)