2006.03.24

日本の女性にとって、喫煙は急性心筋梗塞を招く最も重要な危険因子

 日本の女性にとって、喫煙は急性心筋梗塞を招く最も重要な危険因子であることが報告された。熊本大学循環器病態学の河野宏明氏(写真)が3月24日、シンポジウム「わが国の喫煙の現状と循環器疾患に対するリスクと対策」で発表した。

 研究グループは急性心筋梗塞(AMI) の危険因子を探るため、日本人のAMI症例を対象にケース‐コントロール研究を行った。危険因子は、初回AMIの1925症例(28〜103歳、男性1353人、女性572人)を対象に分析した。対照群は、年齢と性を調整した2279例。
 
 その結果、高血圧(オッズ比4.80、p<0.01)、糖尿病(オッズ比3.44、p<0.01)そして現在の喫煙(オッズ比3.39、p<0.01)が、AMIを発症する独立した危険因子だった。

 特に女性に注目すると、現在の喫煙(オッズ比8.22、p<0.01)、糖尿病(オッズ比6.12、p<0.01)、高血圧(オッズ比5.04、p<0.01)となった。これらの結果をもとに研究グループは、「女性においては、現在の喫煙は、急性心筋梗塞を招く最も重要な危険要因のうちの1つである」と警告した。(三和護、医療局編集委員)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 73歳女性。左II趾の隆起する淡紅色局面 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  2. 「発光する」鈎、暗い術野を明るく照らす トレンド【動画付き】◎小切開手術に役立つコードレス鈎 FBシェア数:181
  3. 「暴れる患者」をどうしていますか? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:73
  4. 風疹流行、2013年の悪夢を繰り返すな 忽那賢志の「感染症相談室」 FBシェア数:316
  5. 銀杏の食べ過ぎで小児が痙攣を起こす理由とは 松本康弘の「極める!小児の服薬指導」 FBシェア数:69
  6. 風疹の流行、首都圏から全国へ拡大か パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:49
  7. 外来患者自殺で開業医有責、現場で高まる懸念 リポート◎東京高裁が1審覆し自殺企図患者への対応の過失を認定 FBシェア数:1349
  8. 糖尿病、5つの危険因子の管理でイベント増えず 循環器・糖尿病診療のNew Stage◎LECTURE FBシェア数:151
  9. 67歳男性。自宅の玄関で倒れていた患者 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
  10. 自院のHP、「記載内容の限定解除」って何? 診療所経営駆け込み寺 FBシェア数:12
医師と医学研究者におすすめの英文校正