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2006.03.03

ロシュ、初のリアルタイムPCR法遺伝子検査薬を連休前に発売へ、結核菌検査薬

 ロシュ・ダイアグノスティックスは、Taqman法を用いた結核菌遺伝子検査薬を5月の連休前に発売する計画であることをこのほど明らかにした。1月12日付けで認可を獲得していた。リアルタイムPCR法であるTaqman法を利用した遺伝子検査薬が発売されるのはこれが初めてになる。

 Taqman法を利用した遺伝子検査薬は、結核菌以外ではC型肝炎ウイルス(HCV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、HIVを検出するものが申請中の段階にある。またパピローマウイルス、敗血症、サイトメガロウイルスを検出する製品は春から連休頃にかけて順次臨床入りする計画だ。敗血症の検査薬は年内に申請したいとしている。

 またこの他、非定型抗酸菌、大腸がんの遺伝子検査薬の開発も進めている。大腸がんの遺伝子検査薬は早期検出用の製品で、血液中にもれ出るがん細胞を対象に、非公表の遺伝子を検出するものだという。

 なお、スイスHoffmann−La Roche社が海外で体外診断薬として販売認可を獲得しているシトクロムP450型判別DNAチップは、昨年末から海外で精神内科系の薬剤を投与する場合にどういう意義があるのかを調べる試験が始まっているという。日本人の多型を調べた結果は今秋の学会で公表される見通しだ。(横山勇生)