2006.02.27

A群溶レン菌咽頭炎、感染性胃腸炎は減少、感染症週報第6週分から

 国立感染症研究所の感染症情報センターが2月27日に公表した2006年第6週(2月6日〜2月12日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、咽頭結膜熱は2週連続で微増した一方、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎や感染性胃腸炎などは減少した。ただし、A群溶レン菌咽頭炎の定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)は今年に入ってから、過去10年の同時期の最高値を上回っている。

 咽頭結膜熱は2005年第51週頃から減少が続いていたが、5、6週と増加した。第3週以降は、過去10年の同時期の最高値を上回る状況が続いている。都道府県別では佐賀県(0.83)、宮崎県(0.78)、福井県(0.77)が多い。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は今年に入って過去10年の同時期の最高値を上回り、急激な増加が続いてきたが、本週には減少した。都道府県別では、山形県(5.2)、新潟県(4.8)、北海道(3.4)が多い。

 感染性胃腸炎は第3週にピークに達した後、減少傾向にあり、第6週も減少した。都道府県別では、宮崎県(15.6)、愛媛県(13.1)、大分県(12.9)が多い。

 水痘は第4週にいったん増加したが年来減少傾向が続いている。第6週も減少した。都道府県別では、宮崎県(3.8)、沖縄県(3.4)、福岡県(3.2)が多い。

 2006年第6週の全数報告の対象となる感染症については以下の通り(2月16日集計分)。
 1類感染症:報告なし。
 2類感染症:コレラ1例、細菌性赤痢7例、腸チフス3例、パラチフス2例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症4例(うち有症者2例)。
 4類感染症:オウム病1例、つつが虫病1例、デング熱1例、レジオネラ症6例、E型肝炎1例(イノシシの解体の際に血液と接触)、A型肝炎5例。
 5類感染症:アメーバ赤痢8例、クロイツフェルト・ヤコブ病2例、劇症溶血性レンサ球菌感染症(2例)、後天性免疫不全症候群10例(すべて無症候)、ジアルジア症1例、髄膜炎菌性髄膜炎1例、梅毒3例、破傷風1例、バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例、急性脳炎4例。

 詳しくは感染症発生動向調査週報まで(PDFファイル)。(中沢真也)

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