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2006.02.10

エポエチンベータのがん性貧血への適応拡大が申請、トラスツズマブの胃がん対象フェーズ3も開始

 中外製薬は2005年12月にエリスロポエチン製剤であるエポエチンベータ(製品名:「エポジン」)のがん治療に伴う貧血への適応拡大申請を行ったことを明らかにした。また乳がん対象に既に販売されている抗体医薬品であるトラスツズマブ(製品名:「ハーセプチン」)の胃がんを対象にしたフェーズ3多国籍共同治験に1月に参加したことを公表した。同社が2月9日に開催した決算説明会で明らかにしたものだ。

 中外製薬は決算説明会で2006年に8品目の承認申請を行うことも公表した。1月31日付けで乾癬などの治療薬であるマキサカルシトール(製品名:オキサロール)のローション剤の申請を行ったほか、2006年前半にベバシズマブ(対象疾患は結腸・直腸がん)、エルロチニブ(非小細胞肺がん)、トシリズマブ(関節リウマチ、全身型若年性特発性関節炎)などを、2006年後半にトラスツズマブ(乳がんアジュバント)などの申請を行う計画だ。また、新たな抗体医薬品として抗グリピカン3抗体など3種類の抗体が2007年には臨床入りする見通しであることも明らかにした。

 なお、がんの骨転移、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症を対象に開発していたヒト化抗PTHrPモノクローナル抗体、卵巣がん、非小細胞肺がんなどを対象に開発していたポリグルタメート化パクリタキセルの開発は中止した。(横山勇生)