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2006.02.02

FDAが狭心症の新しい治療薬を10余年ぶりに承認

 米国食品医薬品局(FDA)は1月31日、慢性狭心症の治療薬として、Ranexa (成分名:ラノラジン)を承認した。狭心症の治療薬としては、10余年ぶりの承認だという。ラノラジンはQT間隔を延長する作用があるため、長時間作用性の硝酸塩やカルシウムチャネル拮抗薬、β遮断薬といった従来の狭心症治療薬に反応しない人だけが投与の対象となる。

 治験では、カルシウムチャネル拮抗薬を服用しながらも、週に約4.5回の狭心症発作のある565人を2群に分け、ラノラジンとプラセボをそれぞれ6週間投与した。その結果、ラノラジン群では狭心症発作がおよそ週1回減ったという。

 もう1つの治験は、カルシウムチャネル拮抗薬またはβ遮断薬のいずれかを服用している狭心症患者823人を対象に、12週間行った。その結果、ラノラジン群ではプラセボ群に比べ、トレッドミル試験で運動能力の改善が見られた。また、両者の治験でラノラジンの効果は、女性において低い傾向が見られたとしている。

 Ranexaの製造元は、CV Therapeutics社(カリフォルニア州パロアルト)。詳しくは、FDAのプレスリリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)