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2006.01.31

イラクで初のトリインフルエンザ患者が発生、15歳の少女が死亡

 世界保健機関(WHO)は1月30日、イラク保健省からの報告として、イラクで初のトリインフルエンザ(H5N1)感染者が検査の結果、確認されたと発表した。患者はトルコとの国境に近い同国北部のスライマニヤ近郊のラニヤ在住の15歳の少女で、重症呼吸器症状を呈した後、1月17日に死亡した。また、この少女の看病をしていた39歳の伯父も1月24日に発症、3日後の27日に死亡した。

 2人の居住地の近隣では家禽の死亡が確認されており、少女が病鳥に接触していたことが確認されている。伯父については未確認で調査が進められている。

 イラク保健省では、同じ地域に住む54歳の女性についても調査を進めていることをWHOに報告している。この女性は呼吸器症状を呈して1月18日に入院した。3人の検体は英国のWHO協力研究機関に送られ、詳細な検査が進められている。(中沢真也)