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2006.01.27

新しいチロシンキナーゼ阻害型抗がん剤がGISTと腎がん対象に米国で認可

 米食品医薬品局は1月26日、米Pfizer社のチロシンキナーゼ阻害型抗がん剤スニチニブ(製品名:Sutent)を進行性もしくはイマチニブ耐性の消化管間質腫瘍 (gastrointestinal stromal tumor : GIST)と進行性腎細胞がんの治療薬として販売認可したと発表した。

 スニチニブはPDGFRβ、VEGFR2、KIT、RET、FLT3の複数の分子を標的とした抗がん剤。GISTを対象にした試験では、癌が増大するまでの時間(TTP)が非治療群が6週間だったのに対して27週間になるなどの効果が確認できている。腎細胞がん患者ではがんの縮小効果が確認されている。サイトカイン療法を行っても進行する転移性腎臓がん患者の26%から37%で腫瘍縮小効果がみられた。

 スニチニブはわが国ではフェーズ2/3臨床試験が行われている。(横山勇生)