日経メディカルのロゴ画像

2006.01.18

三菱ケミカルホールディングスがテーラーメード医療で具体的な成果と説明

 三菱ケミカルホールディングスは、医薬品と診断を融合させるテーラーメード医療で具体的な成果が出始めたことを明らかにした。1月18日に同社が都内で開催した事業説明会で同社常務執行役員の中山清氏(写真)が明らかにしたものだ。

 中山氏は、説明会の中でテーラーメード医療の成果として2例を示した。一つは既に三菱ウェルファーマが販売している精神科関連の薬剤で、血中濃度を測定できるキットを検査薬会社の三菱化学ヤトロンが提供し、薬剤の最適使用ができるようになっているという。医療機関からも好評を得ているとしている。また、さらに臨床試験段階の製品で、より安全に医薬品を使用することを目的として診断薬を利用する検討が2品目で行われるという。

 三菱ケミカルホールディングスは、医薬と診断が融合し、2015年以降、テーラーメード医療と予防医療の時代が来ると分析しており、積極的に準備を進めている。2003年からは三菱ウェルファーマと臨床検査受託などを手がける三菱化学ビーシーエル、三菱化学ヤトロンが顔合わせを行い、意見交換などを踏まえて活動を進めてきた。10月1日をメドに三菱化学ビーシーエル、三菱化学ヤトロンと安全性試験などを手がける三菱化学安全化学研究所が統合されるがその目的の一つがテーラーメード時代に対応することにある。(横山勇生)