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2006.01.16

スタチン投与が心筋梗塞の2次予防に有効、特にCRP高値群で効果大

 大阪大学大学院医学系研究科教授の堀正二氏らの研究グループは、低比重リポたんぱく質(LDL)値に関係なく、スタチン製剤が心筋梗塞患者の生命予後の改善に効果があることを見出した。また、この効果は特にC反応性たんぱく質(CRP)高値群で大きかった。心筋梗塞の2次予防にスタチンが有用であることを示したことになる。成果は1月14日に都内で開催された日本成人病(生活習慣病)学会の一般講演で発表された。

 堀氏らは1998年から2003年までの大阪急性冠症候群研究会(OACIS)登録患者のうち、生存退院した4099例を対象として調査を行った。退院時のスタチン治療の有無で2群(スタチン投与群1191例、非投与群2908例)に分け、1年間の生命予後を調べた。その結果、スタチン投与群は非投与群に比べて有意に生命予後が良好であることを確認した。LDL値130mg/dLで分けて解析したが、LDL値に関係なく予後が有意に良好だった。また、わが国の心筋梗塞患者のLDL値は欧米に比べて、低い傾向にあることが明らかとなった。

 一方、CRP値0.29mg/dLで患者を2群に分けたところ、0.29mg/dL未満群ではスタチン投与による予後の差はなかったが、0.29mg/dL以上群ではスタチンの投与によって有意に予後が改善できることが確認された。(横山勇生)