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2006.01.16

トルコのH5N1感染者18人、受容体結合部位の変異株も見つかる

 世界保健機関(WHO)は1月12日、トルコで新たな感染者2人が検査の結果、確認されたと発表した。患者はシリア国境に近いトルコ南部のサンリ・ウルファ県在住の4歳と6歳の子ども。トルコにおけるヒト感染の報告はこれで全81県中9県になった。また、1月10日のWHO発表では確認中となっていた死亡した12歳の少女の感染が検査で確定し、同国における感染者数は18人になった。

 1月9日午後4時の時点で欧州疾病対策センターが発表した情報では、疑い例の患者は、トルコ東部のヴァン県の病院に38人、アンカラの病院に5人、イスタンブールの病院に21人が入院しているという。感染確定者数は1月15日現在で18人のままとなっている。

 トルコの最初の死亡例2例から採取したウイルスの解析結果によると、オセルタミビルとアマンタジンに感受性があることが判明した。また1人の患者から採取したウイルスには受容体結合部位に変異が見られることが分かった。この変異の中には、2003年の香港と2005年のベトナムで分離されたウイルスと同様のものが発見された。香港のウイルスはヒトの細胞に結合しやすくなっているとする研究報告があることから、今回のトルコでの流行でも同様の特性を持つ可能性が懸念されている。

 WHOの感染症流行速報はこちらで閲覧できる。(中沢真也)