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2006.01.11

食後1時間後の血糖値上昇を強く抑えるα-グルコシダーゼ阻害剤が発売

 わが国で3番目のα-グルコシダーゼ阻害剤が1月11日に発売された。三和化学が製造販売元で大日本住友製薬が共同情報提供活動を行うミグリトール(製品名:セイブル)で、食後30分から2時間の血糖値の上昇を抑制する。既存のα-グルコシダーゼ阻害剤に比べて、食後1時間後の血糖値上昇を強く抑えることが特色で食後のインスリン分泌を節約し、膵臓のβ細胞の負担を軽減できるという。

 食後高血糖は、血管内皮細胞を傷害し、動脈硬化性疾患のリスクファクターであることが最近の研究により明らかにされている。平均すると正常でも血糖値が高値を繰り返すと血管内皮細胞の傷害が強くなることも明らかにされている。さらに、早期糖尿病では食後2時間ではなく1時間で食後血糖値のピークがくる場合もあるため、従来の食後2時間血糖値に加えて食後1時間血糖値の治療標的としての重要性も示唆されているという。(横山勇生)