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2006.01.06

オリンパスが肺がん早期発見につながる分子診断法の実用化に向け米社とアジアで臨床研究展開

 オリンパスは2006年1月6日、米Cangen Biotechnologies社と肺がんの早期発見を目的とした分子診断法の実用化を目指し、この4月からアジアで臨床研究を本格的に展開すると発表した。両社は2005年4月から、オリンパスの遺伝子解析技術と、Cangen社のDNA、たんぱく質を用いた分子診断技術を融合させて、特に肺がんの分子診断法の実用化に向けた共同開発を進めてきた。

 共同開発は、血液を用いる低侵襲検査の確立を目標とし、早期の肺がんに特異的なDNAマーカーを探索している。現時点で、早期がんを含む凍結保存組織検体において、70%から80%の確率で変化するDNAマーカー候補が見つかってきているという。両社は更にDNAマーカーに関するデータ蓄積を行うとともに、次の段階として4月から、DNAマーカーの検証と診断法の評価に向けたアジアでの臨床研究を本格的に開始する。約2年後に米食品医薬品局から販売認可を獲得することを目標としている。(横山勇生)