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2005.12.06

抗精子抗体誘導する避妊ワクチン、3年以内に臨床入りへ

 英Ziva Bioscience社は抗精子抗体を誘導する避妊ワクチンを開発、3年以内にフェーズ1臨床試験の開始を目指していることを明らかにした。同社最高科学責任者であるDeborah Garside氏(写真)がこのほど明らかにしたものだ。

 Garside氏によると、Ziva社のワクチンは精子表面のたんぱく質を複数組み合わせたもの。従来、開発が進められてきた避妊ワクチンよりも効率が良いという。マウスとラットを使ったin vitroとin vivoの実験とヒトの精子を使ったin vitroの実験で効果を確認しているという。まだ、前臨床試験には入っておらず、ごく初歩的な安全性の研究を行っている段階だという。6カ月間から1年間有効期間が続く製品の開発を目指しているという。

 また同社は英GlaxoSmithKline社と英Imperial Collegeから避妊ワクチンに関する技術ライセンスを獲得しているという。Garside氏は元々、英GlaxoWellcome社で生殖医療の研究チームを率いていたが、SmithKline社との合併により誕生したGSK社が生殖医療の研究を中止すると決定したためにZiva社を設立したものだ。(横山勇生)