2005.11.04

FDAがT-ALLとT-LBLの治療薬を迅速承認

 米国食品医薬品局(FDA)は10月31日、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)とT細胞リンパ芽球性リンパ腫(T-LBL)の治療薬として、Arranon (一般名:nelarabine)に対し、通常よりも速い迅速承認を行った。Arranonは、最低2回の化学療法レジメンに対して無反応か、またはその後再発したT-ALLやT-LBLの子どもと成人が対象となる。

 Arranonには、 がん細胞の複製を阻害する働きがあるという。治験は、再発または無反応性のT-ALLやT-LBLを持つ子どもと成人を対象にそれぞれ行った。その結果、39人の小児患者のうち23%で、3.3〜9.3週間、がんを完全に消滅させることができた。また28人の成人患者のうち21%で、4〜195週間、がんを完全消滅できたという。

 なお、米国では毎年約1600人が、新たにT-ALLまたはT-LBLの診断を受けるという。そのうち、約500人が再発または無反応性のT-ALLまたはT-LBLに罹患する。その中で約200人は子どもだという。

 Arranonは、米国で患者数が20万人未満の疾患を対象とした稀少疾患薬としての適用を受け、承認後7年間、米国での独占販売が認められた。

 Arranonの販売元は、米GlaxoSmithKline (GSK)社。詳しくは、FDAのニュースリリースまで。(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)


Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 外来患者自殺で開業医有責、現場で高まる懸念 リポート◎東京高裁が1審覆し自殺企図患者への対応の過失を認定 FBシェア数:1479
  2. 「なんなの、この人」。そう言われて我に返ったあの… シリーズ◎忘れられないカルテ FBシェア数:72
  3. マッチング中間、5年ぶりに東京大学が首位奪還 「医師臨床研修マッチング2018」中間結果ランキング FBシェア数:298
  4. クラビットにビオフェルミンRはOK!? セキララ告白!個別指導 FBシェア数:305
  5. 26歳女性。発熱、倦怠感 日経メディクイズ●胸部X線 FBシェア数:0
  6. わかるけど…な服薬指導 病院珍百景 FBシェア数:36
  7. NSAIDではジクロフェナクのMACEリスクが高… BMJ誌から FBシェア数:74
  8. <片麻痺>患者をCT室に送る前の必須検査は? 患者到着前から始まるエマージェンシー臨床推論 FBシェア数:66
  9. 中小病院が国から託された「新たな使命」とは? 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:57
  10. COPD患者に対するデキサメタゾンは高山病を予防… Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ FBシェア数:41
医師と医学研究者におすすめの英文校正