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2005.10.30

【裁かれたカルテ】術中の摘出標本の処理を誤り、胆のうがんを見落とす 診療上の過失を認め、2000万円余の損害賠償命じる

 腹腔鏡下で胆のう摘出術を受けた患者について、術中の摘出標本の処理を誤って胆のうがんを見落とした過失があったとし、被告病院に2000万円余の損害賠償を命じる判決があった。

 裁判は、腹腔鏡下胆のう摘出術を受けたA患者が胆のうがんの再発により死亡したのは、術前の超音波検査で胆のうがんの合併が強く疑われたのに不適切な術式を選択し、また術中の摘出標本の処理を誤って乾燥させたことにより存在したはずの胆のうがんを見落とし、さらに胆のうの摘出に際して手技ミスを犯したからだなどと主張、患者遺族が6000万円余の損害賠償を求めて提訴していた(詳しくは有料ネット講座「まさかの時の医事紛争予防学」で提供しています)。