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2005.10.28

カネボウ化粧品、薬用美白コスメの新規有効成分の承認取得 メラニン酵素の成熟を阻害、他社品をしのぐ8割超の有効性

 カネボウ化粧品は、新たな美白用医薬部外品の有効成分の承認を厚生労働省から取得した。承認されたのは「マグノリグナン」と名づけられたフェノール性二量体のひとつ。同社では、来春にマグノリグナン配合の新たな薬用美白コスメを商品化する予定だ。

 従来の美白成分は、チロシナーゼというメラニン合成に不可欠な酵素を抑えるものが多いが、マグノリグナンはこの働きを持たない。そこで、作用部位を探したところ、「チロシナーゼ酵素が作用できるよう、立体構造を完成させる過程を阻害することがわかった」(基盤技術研究所の佐々木稔研究員)。

 また、従来の美白成分とメラニン生成を抑える効果を比較すると、アルブチン、コウジ酸、ルシノール、エラグ酸など、他社が使用する従来の美白成分よりも効果が高かったという。

 医療機関で実施したシミに対する有効性確認試験では、皮膚科専門医の診断で86%の有効率となった。正常部位に比べて、シミの部位がより明るくなるため、「従来の美白成分より使用者の満足度が高い」と同研究所の横田朋宏主任研究員はいう。

 同社では、今後、独自の作用ポイントを持つマグノリグナンを、ほかのポイントに作用する美白成分と組み合わせて、より高い美白効果を持つコスメを開発する計画だという。(藤井省吾、日経ヘルス