2005.10.19

花王、糖尿病患者に対する高濃度茶カテキンの有効性を発表 

 花王は10月18日、高濃度茶カテキンを長期摂取することで、糖尿病患者の血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)が低下することが確認されたと発表した。この成果は、10月13、14日に開催された第26回日本肥満学会で、同社ヘルスケア第1研究所と、甲子園大学栄養学部助教授の山本國夫氏らの共同研究として発表された。

 既に高濃度茶カテキン飲料については、動物試験において血糖値の改善効果を示唆するデータが報告されている。今回の研究では、インスリン治療を行っていない43人の2型糖尿病患者を対象に、高濃度茶カテキンの影響を調べた。

被験者を2群に分け、投薬治療内容や生活は今までどおりとして、高濃度茶カテキン飲料(茶カテキン約576mg/340ml)、または一般緑茶飲料(茶カテキン約75mg/340ml)を1日1本、12週間継続して摂取してもらい、4週間ごとに採血、身体計測、問診を行った。

その結果、高濃度茶カテキンを摂取した患者群では、血糖値が134.1±5.6mg/dl(平均値±標準誤差)から126.2±4.4mg/dlへ約8mg/dl低下し、HbA1cは6.7±0.2%から6.3±0.2%へ約0.4%低下した。

また、既に高濃度茶カテキン飲料の効果として知られている、ヒトの体脂肪の低減効果も見られた。ウエストは約3.3cm低下し、総コレステロールは約10mg/dl低下した。試験期間中、副作用などは確認されなかったという。(星野康)

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