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2005.10.03

しずおかファルマバレーセンター、抗がん剤開発でベンチャーと共同研究  

 財団法人しずおか産業創造機構ファルマバレーセンターは10月3日、バイオインフォマティクスとドラッグデザインを事業の中核としたゲノム創薬ベンチャーであるファルマデザインと、転写制御因子を標的とした抗がん剤開発の共同研究契約を締結したと発表した。

 ファルマデザインの得意とするin silico創薬探索技術にウェット実験によるスクリーニング情報を組み合わせることで、効率的にリード化合物の構造最適化研究を進める。

 ファルマデザインは、in silico で創薬標的たんぱく質の3次元構造モデルを構築し、バーチャルスクリーニングで見出す活性候補化合物をファルマバレーセンターへ提供する。ファルマバレーセンターは、組み換えたんぱく質やがん細胞株を用いたスクリーニングを行って、ヒット化合物を絞り込む。ファルマバレーセンターは、契約に基づいてファルマバレー構想の一環で提携関係にある静岡県立大学大学院薬学研究科創薬探索センターで実際の共同研究を実施する。

 両者の得意技術のシナジー効果により、速やかに医薬品候補化合物を創出し、3〜4年以内に臨床試験を開始する予定だという。(横山勇生)