2005.09.30

トマト由来のリコピンに抗アレルギー作用、カゴメがヒトで確認

 カゴメは9月29日、リコピンを含むトマト由来のカロテノイドが、 ヒトに投与する研究の結果、抗アレルギー作用を持つことを確認したと発表した。臨床試験は、同社総合研究所と日本薬科大学、おやまにし病院の共同研究で、研究成果は10月22日から盛岡で開催される日本アレルギー学会で報告するという。

 研究は、トマト由来のカロテノイド摂取がハウスダスト与える影響を検証した。ハウスダスト特異的IgE陽性の成人12人に対し、半数の試験群にリコピン10mgを含有するトマトオレオレジン(脂溶性抽出物)カプセルを1日2回、半数の対照群に対し、植物油から成るプラセボを1日2回、それぞれ4週間のんでもらった。

 その結果、試験群では、摂取後の血中リコピン濃度が摂取前に対して有意に上昇し、対照群に対しても有意に高値になった。試験群では摂取2週目から血清リコピン脳が有意に上昇し、4週目には摂取前の16倍に増加した。試験群ではβカロテン濃度も4週間後には摂取前に比べて有意に増加した。また、ハウスダスト特異的IgE量については、試験群で有意な低下が認められた。

 こうした結果からカゴメでは、リコピンを含むトマト由来カロテノイドの摂取によって、ヒトでも1型アレルギーの改善が期待されるとしている。(中沢真也)


Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 73歳女性。左II趾の隆起する淡紅色局面 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  2. 「発光する」鈎、暗い術野を明るく照らす トレンド【動画付き】◎小切開手術に役立つコードレス鈎 FBシェア数:181
  3. 「暴れる患者」をどうしていますか? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:73
  4. 風疹流行、2013年の悪夢を繰り返すな 忽那賢志の「感染症相談室」 FBシェア数:316
  5. 銀杏の食べ過ぎで小児が痙攣を起こす理由とは 松本康弘の「極める!小児の服薬指導」 FBシェア数:69
  6. 風疹の流行、首都圏から全国へ拡大か パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:49
  7. 外来患者自殺で開業医有責、現場で高まる懸念 リポート◎東京高裁が1審覆し自殺企図患者への対応の過失を認定 FBシェア数:1349
  8. 糖尿病、5つの危険因子の管理でイベント増えず 循環器・糖尿病診療のNew Stage◎LECTURE FBシェア数:151
  9. 67歳男性。自宅の玄関で倒れていた患者 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
  10. 自院のHP、「記載内容の限定解除」って何? 診療所経営駆け込み寺 FBシェア数:12
医師と医学研究者におすすめの英文校正