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2005.09.15

桑の根皮エキスが脱毛に効く

 ツムラは9月13日、桑の根の皮から抽出した「桑根皮(そうこんぴ)抽出エキス」とその含有成分「クワノンE」「同H」「同G」「モルシン」に、脱毛を抑制する「TGF-β1受容体結合阻害作用」があることを発見したと発表した。

 脱毛の原因の1つに「TGF-β1」というたんぱく質がある。TGF-β1が毛根の毛胞細胞にあるTGF-β1受容体に結合すると毛胞細胞は死に、それが、脱毛のきっかけになるという。

 ツムラは毛胞細胞を使った実験で、桑根皮エキスとその含有成分のクワノンE、G、Hとモルシンが、TGF-β1と受容体の結合を阻害する効果を認めた。マウスを使った実験でも同様の結果が得られた。今後、ヒトに対する臨床試験も実施する計画だという。

 この研究内容は、9月16日に徳島大学医学部との共同研究として、石川県金沢市の北陸大学で開催された日本生薬学会第52回年会で発表した。

 ツムラのプレスリリース「TGF-β1受容体結合阻害作用」を発見 桑根皮(そうこんぴ)抽出エキス及びその含有成分に 「脱毛抑制剤」としての有用性示唆」はこちらから入手できる。(田村嘉麿)