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2005.09.05

【欧州心臓病学会速報】 女性の心血管疾患対策に焦点

 スウェーデンのストックホルムで開催されている第27回欧州心臓病学会(ESC)初日の9月3日、プレスカンファレンスが行われた。

 学術集会の会長を務めるMichel Komajda氏は、今回の学術集会の最大の特徴として、女性の心血管疾患に焦点を当てたことを挙げた。今年3月に開催された同学会のサミットで決まった“Women at Heart”プロジェクトを受けてのもの。

 これは、最近の調査で、欧州の女性の死亡原因の1位が心血管疾患という意外な結果が出たため。これまで、どちらかといえば、男性の病気というイメージの強かった心血管疾患だが、全死因に占める割合は、男性の43%に対し、女性が55%と大きく上回っており、この割合は、すべてのがんを足した数よりも多い。

 同学会では「欧州の女性における心血管疾患の治療とアウトカム」と題したメインシンポジウムなど、8つのセッションが組まれており、キーワードやロゴの書かれたポスターも会場のあちこちでみられる。

 Michel Komajda氏はまた、このほかの見どころとして、新たに発表される15にも上る大規模スタディの結果を挙げた。(小又理恵子)