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2005.07.29

メディセオが中期経営計画、500人の希望退職などで高コスト是正

 医薬品卸最大手のメディセオホールディングスは、7月29日、向こう3年間の中期連結経営計画の説明会を開催した。今年10月の化粧品・日用雑貨品卸パルタックとの経営統合を踏まえ、2008年3月期に売上高2兆1750億円、営業利益307億円を見込んでいる。
 同社は、計画達成のカギはコスト削減効果と統合によるシナジー効果にあるとして、それぞれ具体的な取り組みを掲げている。

 まず、コスト削減では、2006年度前半に500人の希望退職を募集するほか、クラヤ三星堂からグループ各社への出向者を中心に社員の転籍を進め、営業マンと内勤社員との人数適正化などの再配置も行う方針だ。配送コストなどの削減も含め、2007年3月期に34億円超の、2008年3月期に約88億円の販管費の節約が期待できるという。

 一方、統合によるヘルスケア分野の顧客増加・物流コスト削減によって、2008年3月期には150億円の売上高増加と21億円の営業利益増加が生じるとみている。その後、医療用医薬品卸事業にも経営統合の効果が及ぶとしている。

 メディセオホールディングス社長の熊倉貞武氏は、「社員の転籍や再配置など難題もあるが、業界一の高コスト体質を早期に是正し、他社並みにしたい。統合をきっかけに、OTC薬や日用品でもドラッグストアーのメーン卸になることを目指す」と意気込みを語った。(井上俊明、医療局編集委員)