2005.07.22

味の素、健康食品事業を加速 眠りの質を改善する「グリナ」を商品化

 味の素は、睡眠の質を改善するアミノ酸のグリシンを配合したサプリメント「グリナ」を、8月10日から通信販売で発売する。

 同社は健康事業を成長の柱の一つとしており、2010年の同事業の連結売上高を、現在の4倍の1000億円規模に育てたい考え。

 グリナは、健康基盤食品と同社が名づける商品群の第1弾。健康基盤食品は、健康効果を科学的に検証した食品のことで、「FUNDAMENTAL FOODS」のマークをパッケージに表示する。今後、健康基盤食品事業を、売り上げベースで健康事業全体の3分の1にまで拡大していく。

 グリシンは甘みがあり、神経伝達物質としても働く非必須アミノ酸。人間の体内でも作られるが、特にエビやホタテなどの魚介類に多く含まれる。

 同社は、グリシンの睡眠改善効果を、ヒトを対象にしたいくつかの実験で確かめている。
 今年6月に発表したデータでは、日常の睡眠に問題を感じている男女44人のうち、「朝起きたとき頭がすっきりしない」「寝ても疲れがとれない」「熟眠感がない」のいずれか一つ以上の項目に、ほぼ毎日当てはまると感じている21人に、就寝30分前にグリシン3gをのんでもらった。すると、翌朝の疲労感が減り、気分が向上したことを確認したという。

 また、東京慈恵会医科大学と太田睡眠科学センターの協力で行った実験では、睡眠に問題を感じている男女11人がグリシンをのんでから寝たところ、深い睡眠ステージである徐波睡眠に達するまでの時間が短縮し、深い眠りに早く導いたと報告している。

 「グリナ」は、グリシンを1本当たり3g含む。グレープフルーツ風味。30本入り6930円(別途送料315円)、6本入り1260円(送料無料)。2005年度の売上目標は約3億円(消費者購入ベース)。

 なお、プレスリリースはこちらで閲覧できる。(白澤淳子、日経ヘルス


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