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2005.07.21

【骨代謝学会速報】 中外の抗IL6受容体抗体の骨破壊防止効果のデータが8月オープンに

 大阪大学大学院生命機能研究科教授の西本憲弘氏は、ヒト化抗インターロイキン6(IL6)受容体抗体製剤MRA(一般名:トシリズマブ)のレントゲン写真による骨破壊の予防に関するデータが、8月にオープンになることを明らかにした。7月21日に開催された日本骨代謝学会のシンポジウムの発表の中で明らかにしたものだ。

 MRAの骨代謝マーカー改善効果は明らかにされているが、実際にレントゲン写真で骨破壊抑制効果が明確になれば、関節リウマチ治療薬としての期待がさらに高まりそうだ。MRAは最近、中外製薬がキャッスルマン病の治療薬として、認可を確認しているが、関節リウマチへの適応拡大が期待されている製品だ。

 西本氏はシンポジウムで、MRAの関節リウマチを対象にした後期フェーズ2試験の結果を示すとともに、長期投与した結果も紹介した。後期フェーズ2試験は体重1kgあたり、0mg、4mg、8mgのいずれかを4週おきに3回投与し12週目で効果を調べた。リウマチの臨床症状を示すACR20、ACR50、ACR70(数が大きくなるほど改善度が大きい)のいずれでも0mg投与群と比べて有意な改善が確認されている。また、8mgを70週間投与した長期投与試験では、ACR20をクリアした患者は90%、ACR50をクリアした患者は40%、ACR70をクリアした患者は40%に上るという好結果を収めている。(横山勇生)