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2005.07.10

ロシュ社長、日本のテーラーメード医療が遅れる可能性に危機感を表明

 日本で最も多くの遺伝子検査薬を供給しているロシュ・ダイアグノスティックス社長の小川渉氏はこのほどインタビューに応じ、健康保険で遺伝子検査を認めるのか、患者のインフォームドコンセントはどうするのか、倫理的な側面をどう扱うかなど、遺伝子検査の普及のためには多くの問題が残っていることを指摘した。

 そして、メーカー単独あるいは遺伝子検査に注力している数社が集まってこれらの問題解決にあたろうと思っても不十分であり、このままでは日本のテーラーメード医療は遅れてしまうという危機感を持っていることを表明した。行政、学会、患者団体、医療の供給側と支払い側、メーカー、検査実施企業などが集まって、テーラーメード医療やそれを診断面で支える遺伝子検査に対する国民的なコンセンサスづくりを急がなければならないと指摘した。

 ロシュは感染症の遺伝子検査薬を中心に年間140億円強を売り上げている。最近はDNAチップを利用した検査薬の開発も促進させている。(横山勇生)