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2005.07.06

住友製薬、統合失調症治療薬候補についてMerck社と提携

 住友製薬は7月6日、同社が国内外で開発中の統合失調症治療薬候補化合物「SM-13496」の開発と販売について、米Merck社と提携したことを発表した。契約により、住友が権利を確保する日本、中国、韓国、台湾を除き、全世界における開発・販売権をMerck社が取得する。

 「SM-13496」はフェーズ1(第1相臨床)試験を欧州で実施した後、フェーズ2試験を米国で実施、現在フェーズ3試験を準備中の段階だ。わが国ではフェーズ2b試験が行われている。この開発段階でMerck社が導入を決定したことは、「SM-13496」の可能性を高く評価しているといってもよさそうだ。

 Merck社は米国における「SM-13496」の臨床試験を引き継ぎ、フェーズ3試験を実施していく。住友はMerck社から契約一時金、成果達成報酬、発売後の売り上げに応じたロイヤルティを受け取ることになる。また、米国においてMerck社と共同販売促進活動を行う権利を留保している。

 「SM-13496」はドーパミンD2受容体拮抗作用とセロトニン5HT2A受容体拮抗作用を併せ持つ化合物。統合失調症の陽性症状と陰性症状の両方に効果があり、しかも錘体外路系副作用が弱いという特徴があるという。住友が日本だけでなく世界市場で大型商品になることを期待している製品だ。(横山勇生)