2005.07.04

【更新】Pfizer社、塩野義の抗HIV薬など2製品の開発から撤退

 米Pfizer社は、7月1日、塩野義製薬から導入して開発を進めていた抗HIV薬など2製品の開発プロジェクトから撤退すると発表した。

 Pfizer社が開発から撤退する製品は、経口非ヌクレオシド型逆転写酵素阻害剤であるcopravirineと慢性閉塞性肺疾患と喘息の治療薬候補の「Daxas」(一般名:Roflumilast) 。

 Copravirineは塩野義から1998年6月に導入した製品。現在利用可能な抗レトロウイルス剤で治療がうまくいかなかったエイズ患者を対象に試験が行われていた。Pfizer社は、HIV感染者に対する標準的治療法である3剤併用療法にCopravirineを加えて投与する群と3剤併用療法のみを投与する群を比較した第2相臨床試験の結果、統計学的に有意な結果が得られず、開発中止を決定した。Copravirineの権利は塩野義に返還される。

 なお、塩野義は「当面、国内で開発予定はない」(同社広報部)としている。

 Daxasについては、Pfizer社は、米Altana Pharma社と同剤について締結していた開発に関する提携を終了させることで合意した。提携終了の理由は明らかにされていない。Daxasはフォスフォジエステラーゼ阻害剤で、Altana社は今後は進行中の臨床試験を単独で継続する。また、欧州においてはAltana社はDaxasの販売認可申請を既に行っている。(横山勇生)

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