2005.07.01

エーザイの第2世代TPA製剤、急性肺塞栓症にも利用可能に

 エーザイが申請していた血栓溶解剤「クリアクター」の急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解への適応拡大が7月後半にも実現しそうだ。6月27日に開催された厚生労働省薬事・食品衛生審議会の薬事分科会を通過したもので、省内手続きを経て正式に認可される。

 「クリアクター」は、遺伝子組み換えで製造されたテイッシュプラスミノーゲンアクチベーター(TPA)。急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解を対象に認可される初めてのTPAとなる。なお、この適応症については可能な限りの全例調査が実施される。

 「クリアクター」は、エーザイが独自に遺伝子組み換えで開発した第2世代TPA製剤。血漿中の消失半減期が20分以上と長く、約2分の単回静脈投与で使用することができる。「クリアクター」は1998年6月に急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解を適応として認可され、既に発売されている。

 急性肺塞栓症患者はわが国では1万人程度。不安定な血行動態をとる患者に単回静脈投与するため、実際に投与を受ける患者数は数千人程度ではないかとエーザイは見積もっている。希少疾病用医薬品の指定を1998年3月に受けている。(横山勇生)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医師国試合格発表、合格率は89.0%にダウン 9029人の新医師が誕生、あなたの大学の合格率は? FBシェア数:228
  2. 休憩室から漏れ聞こえる話に院長が抱いた疑問 院長を悩ます職員トラブル大研究 FBシェア数:66
  3. 自己決定による治療中止に警察は介入しない 武蔵野大学法学部法律学科特任教授の樋口範雄氏に聞く FBシェア数:137
  4. 50代開業におけるライバルは若手。手ごわいよ シリーズ◎何でもPros Cons【50代、開業する? 勤務医続ける?】 FBシェア数:12
  5. 大学病院での勤務経験はそんなに大切ですか? シリーズ◎何でもPros Cons【ずっと市中病院勤務はアリ?】 FBシェア数:29
  6. 20世紀建築の巨匠が画家として描いた代表作 日経おとなのOFF presents 医師の絶対教養 美術編 FBシェア数:0
  7. 感染対策における俺たち例外主義(その1) 森井大一の「医療と経済と行政の交差点」 FBシェア数:24
  8. 「透析しない選択肢」も意思決定支援に必要 東京大学大学院人文社会系研究科上廣死生学・応用倫理講座特任教授の会田薫子氏に聞く FBシェア数:1435
  9. なぜ人気? 会費がバカ高い米国の学会 特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《9》 FBシェア数:78
  10. 「50代で開業する」は実は少数派だった! シリーズ◎何でもPros Cons【50代で開業する? 勤務医続ける?】 FBシェア数:6
医師と医学研究者におすすめの英文校正