2005.06.17
原油、でんぷん、廃棄物さえも…乱高下する原料価格、炭素争奪時代への備え−−日経バイオビジネスの特集
新しい原料を使った「ものづくり」が活発化してきた。エネルギー、樹脂、食品、飼料、医薬品中間体…。炭素骨格を持つこれら製品の原料に新しい炭素源を使う戦略だ。原油だけに依存しない製造法は、温暖化対策としても注目が集まり、京都議定書の発効がさらにその取り組みを後押しする。だが、期待が集まるが故に、原料を探し求める動きが活発化すれば、でんぷんやゴミだったはずの廃木材さえ不足する時代が来る。原料の奪い合いが始まれば単一原料への依存はリスクとなる。木材や天然ガスなど新たな原料に対応する技術開発が進み始めた。多様な原料に対応できる生産系を手札として持つことで、乱高下する原料価格に柔軟に対応できる。
日経バイオビジネス7月号では、「原油、でんぷん、廃棄物さえも…乱高下する原料価格、炭素争奪時代への備え!」について特集しています。このほかの主な内容は以下の通り。
トレンド
バイオ医薬の生産受託ビジネスが競争時代に突入
好調続くトップのBI社。生産効率改善にも新手
神奈川県が医療機関経営の民間参入で第1号の特区申請
バイオベンチャーが診療所開設に名乗り。先端医療技術の実用化に新たな道を開くか
GSK社探索研究トップに聞く
3本柱のGSK社の探索戦略。自動化で年間アッセイ1億回超
ビールメーカーのDNAチップ活用
品質管理・開発で実用狙うサントリー、キリン、サッポロ
機能解明進んだ植物ペプチドホルモンPSK
細胞を活性化するペプチドで植物培養が大きく変わる
ヘラクレスの上場申請凍結
突然の決定にベンチャーから怨嗟の声。調達の当てはずれ資金繰りに窮する企業も
ライブドア vs ソフトバンク・インベストメント
次はバイオ投資で対決? 専門ファンドで両社本格参入
米ISBがシステムバイオロジーのシンポジウム
シミュレーションの信頼性がドライとウエット協調の鍵
キーパーソンインタビュー
理化学研究所ゲノム科学総合研究センター長・榊佳之 氏
ゲノムの産業利用が始まる、IT人材と計測技術開発が鍵
詳しくは、日経バイオビジネス7月号(7月15日発売)をお読み下さい。
定期購読は、オンラインでもお申し込みいただけます。